ホームページ

ウェブページ

紹介した音楽

2022年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

2022年7月 1日 (金)

7月1日 名曲100選 室内楽曲篇・41 弦楽四重奏曲(シベリウス)

シベリウスは学生時代を含めて4曲の弦楽四重奏曲を作曲していますが、唯一現在でも演奏される曲がこの弦楽四重奏曲ニ短調op.56「親愛なる声(内なる声)」です。作曲されたのが1909年です。
5つの楽章から出来ていますが切れ目なく演奏されます。シベリウスの多くの管弦楽曲のようなフィンランドの歴史や景色が見える作品ではありませんが、ところどころシベリウスらしさが感じられる曲です。特に第2楽章は冒頭のメロディがトレモロで演奏されるシベリウスっぽさが出ています。
5つの楽章は、序奏つきの速いテンポの楽章-急速なテンポの楽章-緩徐楽章-舞曲楽章-速いテンポの楽章という構成になっています。
シベリウスが1907年に喉の癌の手術を受けて体調を崩し、死の恐怖とも直面した時期の作品で内面的な内容になっており、「内なる声」(voces Intimae)という表題をつけたようです。

2022年6月30日 (木)

6月30日 名曲100選 海外のロック篇・41 すべての若き野郎ども

「すべての若き野郎ども」(All the Young Dudes)はイギリスのグラム・ロックバンド モット・ザ・フープルの1972年のヒット曲です。
モット・ザ・フープルは1968年に結成されたサイレンスというバンドを前身とするバンドで1969年にモット・ザ・フープルとしてデビューしました。ライヴは好評でしたがレコードはあまり売れず1972年には解散する決定をしましたが、早くからのファンだったデヴィッド・ボウイがメンバーを説得して楽曲提供したのが「すべての若き野郎ども」です。
この曲は初の全英シングルチャート入りを果たし3位まで上昇、アメリカでも37位にチャートインしたバンド唯一の全米ヒット曲となりました。

2022年6月29日 (水)

6月29日 名曲100選 歌劇のアリア篇・41 おごそかなこの広間

ワーグナーの歌劇「タンホイザー」は正式題名は「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」です。
「タンホイザー」は愛欲の世界に取り込まれてしまった騎士タンホイザーは、ヴァルトブルクの歌合戦で愛欲の女神ヴェヌスを讃える歌を歌い追放されてしまいます。タンホイザーはローマ教皇に赦しを得るために巡礼に出ますが赦されず、ボロボロの姿で戻ってきます。彼を愛する領主の娘エリザベートの純愛と信仰で死をもってタンホイザーを救うというお話です。
「おごそかなこの広間」は歌の殿堂のアリアとよばれる曲で、第2幕の歌合戦の場面の冒頭でエリザベートによって歌われるアリアです。歌合戦の会場にエリザベートが登場して歌う歌の殿堂を讃えるアリアです。この後、歌手や客たちが有名な行進曲に乗って登場してきます。

2022年6月28日 (火)

6月28日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・41 落日のテーマ

五輪真弓は1972年に「少女」でデビューした日本の女性シンガー・ソングライターの草分け的存在です。
和製キャロル・キングとも言われる歌手で、当初は物憂げな歌い方でコアなファンを中心にヒット曲を出していました。
1970年代後半に入るとメディアへの露出も増えていき、1978年発売の13枚目のシングル「さよならだけは言わないで」から日本の抒情的な曲を強く意識した「歌謡曲」へと路線を変えていきました。1980年発売の「恋人よ」はオリコン1位の大ヒットとなりました。
「少女」の頃から彼女の音楽を知る私にとっても驚くべき変化でした。
「落日のテーマ」はまだメジャーではなかった頃の1975年、NHK銀河テレビ小説「僕たちの失敗」の主題歌を後日発売した曲です。
当時の五輪真弓らしい、物憂げな曲です。


2022年6月27日 (月)

6月27日 名曲100選 交響曲篇・41 交響曲第31番「パリ」

モーツァルトの交響曲第31番ニ長調K.297(300a)は、1778年に作曲されました。
いわゆる第35番以降の後期6大交響曲以外では、25番と並んで人気の高い曲です。また。モーツァルトの交響曲中唯一完全な2管編成の曲です。
構成はメヌエット楽章を欠く3楽章の構成です。
第1楽章はアレグロ・アッサイ、4分の4拍子のソナタ形式です。主音の強奏の後1オクターヴの上行音階があり、その後は躍動するメロディが出てきます。この上行音階は楽章の最後にも出て来て楽章を締めくくっています。
第2楽章はアンダンテで、展開部のないソナタ形式です。この楽章は当初は8分の6拍子で書かれましたが、依頼主のル・グロからいちゃもんをつけられて4分の3拍子で書き直したバージョンも存在しています。
第3楽章はアレグロ2分の2拍子のソナタ形式の楽章です。最初は静かに始まりますがすぐにフォルテになって駆け抜けていきます。

2022年6月26日 (日)

6月26日 名曲100選 管弦楽曲篇・40 静かな海と楽しい航海

メンデルスゾーンは6曲の演奏会用序曲を作曲しています。「夏の夜の夢」、トランペット序曲、「フィンガルの洞窟」、「美しいメルジーネの物語」、「ルイ・ブラス」と1828年に作曲された「静かな海と楽しい航海」です。
この曲はゲーテの2つの詩「海の静けさ」と「楽しい航海」に基づくもので、ベートーヴェンが1815年に同じ詩に基づいてカンタータ「静かな海と楽しい航海」を作曲しています。

メンデルスゾーンらしい非常に明るい曲で、冒頭のアダージョの部分は非常に短く「海の静けさ」よりも躍動感にあふれる曲調が中心になっています。コーダの直前ではティンパニのソロが派手になり響きコーダの部分では3本のトランペットによるファンファーレが岸への無事到着の喜びを表現しています。とっても派手な曲なのでもう少し演奏機会が多くなってもおかしくないのですが、音楽的には内面の表現があまり無いので物足りない部分があるのかもしれませんね。最後も派手なファンファーレの後が尻すぼみのような終わり方なのも損しているのかもしれません。

2022年6月25日 (土)

6月25日 名曲100選 映画音楽(洋楽)篇・40 オリバー・マーチ「気楽にやれよ」

ディケンズの「オリバー・ツイスト」を原作としたミュージカルを1968年に映画化したのが「オリバー!」です。
「オリバー・ツイスト」は孤児のオリバーが様々な困苦にもめげず成長するまでを描いた長編小説。
映画は、「第三の男」などサスペンスを得意としたキャロル・リード監督の初ミュージカル作品で、アカデミー作品賞、監督賞など6部門を受賞しました。オリバー役は後に「小さな恋のメロディ」で大人気となったマーク・レスター、ワルの仲間ドジャー役も「小さな恋のメロディ」で共演したジャック・ワイルドが演じています。

 

2022年6月23日 (木)

6月23日 名曲100選 海外のロック篇・40 宇宙のファンタジー

アース・ウィンド&ファイアーは正確にはロックバンドでは無いですが、一応ロックの殿堂入りしているので、ロック篇で取り上げます。
アース・ウィンド&ファイアーは1970年にモーリス・ホワイトを中心に前年結成されたソルティ・ペパーズを改名して誕生したバンドです。
当初はファンク・ミュージックのバンドでしたが、その後ポップ・ソウル色が濃くなっていき1970年代のディスコ・ブームも後押しして代表的なディスコ・バンドとなりました。
「宇宙のファンタジー」は1977に発売されたアルバム「太陽神」からのシングルカットで全米では32位にとどまりましたが日本では洋楽シングルチャート1位になる大ヒットを記録しています。

2022年6月22日 (水)

6月22日 名曲100選 歌劇のアリア篇・40 プロヴァンスの陸と海

ヴェルディの「椿姫」から2曲目のアリアは、「プロヴァンスの陸と海」です。
第2幕でヴィオレッタはパリでの華やかな生活を捨てて、パリ郊外でアルフレードと同棲生活を送っていましたが、アルフレードが留守の時にアルフレードの父ジェルモンが訪ねてきます。ジェルモンはアルフレードの妹の縁談に差し支えるから助けて欲しいと別れることを懇願し、ヴィオレッタも最終的に要求を受け入れます。ただし、ただ別れると告げるだけではアルフレードは追いかけてくると考えたヴィオレッタが一計を案じ、質素な生活に飽きたのでパトロンとの生活に戻るという手紙をアルフレードに書き、ジェルモンの再訪の時に席をはずすと言ってそのまま去って行きます。手紙を読んで、自分が裏切られたと激怒する息子を慰め、故郷のプロヴァンスに帰ろうとなだめる歌が「プロヴァンスの海と陸」です。
ジェルモンはバリトンが演じるので、テノールのような高音で盛り上げるアリアでは無いのですが、淡々としたメロディの中でテンポの揺れや音程の跳躍などがドラマチックなアリアを演出しています。
アリアの伴奏は何曲も弾いていますが、歌のテンポがやたらに揺れるので最も合わせ難い曲のひとつでした。

2022年6月21日 (火)

6月21日 名曲100選 日本のフォーク・ニューミュージック篇・40 ささやかなこの人生

「風」は解散を発表した「かぐや姫」の伊勢正三と「猫」を脱退した大久保一久が1975年に結成したフォーク・デュオです。デビュー曲の「22才の別れ」はオリコン第1位の大ヒットとなりました。
「ささやかな人生」は1976年6月に発売された「風」の3枚目のシングルでオリコンの16位を記録した曲です。
作詞作曲は伊勢正三。大ヒットした「22才の別れ」やイルカによって大ヒットした「なごり雪」同様、失恋を扱った曲ですが、「ささやかなこの人生」はその失恋を糧にして前向きに生きるためのステップを歩み出すための応援歌のような曲で曲調も明るい曲です。

より以前の記事一覧