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2017年8月21日 (月)

今日の音楽 8月21日 ナット・ロッカー ;Music for today Aug.21 Nut Rocker

モーグ・シンセイサイザーの開発者ロバート・モーグは2005年8月21日に脳腫瘍で亡くなりました。

ロバート・モーグはアメリカの電子工学の博士で、彼の作り出したモーグ・シンセサイザーはまだデジタル音が開発される前のアナログ・シンセサイザーです。シンセサイザーの登場は音楽界に大きな変革をもたらしました。クラシック音楽の世界でもテルミンやオンド・マルトノなど従来の音色と異なる作曲者の好みの音色を実現するための楽器の変革が図られていましたが、このシンセサイザーはポピュラー音楽の世界で広く受け入れられるようになりました。特にミニ・モーグという量産型の小型のシンセサイザーが1970年に開発されてから急速に普及していきました。当時はまだモノフォニーで和音を演奏する事はできませんでしたが、多重録音などで複雑な和音を表現するなど普及していきました。

シンセサーザーを世に知らしめたのはウェンディ・カルロスのスイッチト・オン・バッハで、それを聴いたキース・エマーソンが自らのステージに使用し「展覧会の絵」「ナット・ロッカー」を産みだしました。日本では冨田勲が多重録音を駆使し「月の光」を発売しています。デジタル音楽の時代になって、モーグ・シンセサイザーは過去のものになってはいますが、新しい音楽を拓いた価値は大きかったと思います。

特にエマーソン・レイク&パーマーのアルバム「展覧会の絵」は画期的でした。ライブ演奏にシンセサイザーを使ったという意味でもキース・エマーソンの偉業は、中学生だった我々にも大きな影響を与えました。アンコールとして演奏された「ナット・ロッカー」は、チャイコフスキーのくるみ割り人形の中の曲という馴染みあるものだったので、皆がマネしてました。(勿論シンセではなく電子オルガンを使ってましたが)

2017年8月20日 (日)

今日の音楽 8月20日 ピアノ協奏曲(ルトスワフスキ) ;Music for today Aug.20 Piano concerto(Lutosławski )

ルトスワフスキのピアノ協奏曲は1988年8月20日にツィマーマンのピアノでザルツブルク音楽祭で初演されました。

ルトスワフスキは生涯を通じて新古典主義、民族主義、前衛など様々なスタイルを見せてくれる作曲家で、このピアノ協奏曲は「偶然性」の要素や調性のある音、オリジナルの「チェーン形式」を盛り込むなど意欲作となっています。

4つの楽章からなる作品で、第1楽章導入部にはアド・リビトゥムの指示がある偶然性の技法が一部とられていますが、その後はスコアに音高、リズム、拍子などが細かく指示されて即興を廃しています。終楽章にはチェーン形式が使われています。

2017年8月19日 (土)

今日の音楽 8月19日 道化師(プロコフィエフ) ;Music for today Aug.19 Le Chout

バレエの振付師、芸術プロデューサーのディアギレフは1929年8月19日に糖尿病が悪化して亡くなりました。

ディアギレフは大学時代に学業そっちのけで声楽や作曲を学びましたが、作曲の師であるリムスキー=コルサコフに作曲家としての才能が無い事を指摘され、別の道へと進みます。

マリインスキー劇場で興業の仕事についていましたが、最大の後援者であったヴラジミール大公が亡くなると、ディアギレフをよく思わない者たちによって干されてしまい、自らバレリーナやスタッフを集めて臨時のバレエ興業をパリ・シャトレ座で行い、大成功。これが事実上のバレエ・リュスの立ち上げとなりました。

バレエ・リュスは次々と新しいバレエを取り入れ、また当時の有名作曲家にバレエ音楽を委嘱し、バレエを総合芸術にまで高めていきました。

リュスに委嘱されたバレエ作品は数多く、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」「プルチネルラ」、ドビュッシーの「遊戯」、サティ「パラード」、プーランク「牝鹿」など19世紀後半から20世紀にかけて作曲され現在も人気の高い曲は、ほとんどがバレエ・リュスが初演しています。

プロコフィエフの「鋼鉄の歩み」「道化師」もリュスのために作曲されたもので「道化師」は、正式な題名が「7二人の道化師をだました道化師の物語」というもの。アファナーシェフの民話集からとられた6幕のバレエで、後に12の楽章からなる交響組曲に編曲しています。この中から5~8曲程度を抜粋して演奏する事が前提になっています。

ディアギレフの成功は、勿論類稀なプロデュース力と多岐にわたる人間関係にありますが、特にダンサーのニジンスキーを得た事と、美術や構成にピカソなどの有名芸術家を起用した事にあります。

2017年8月18日 (金)

今日の音楽 8月18日 京都の恋 ;Music for today Aug.18 Kyoto no koi

作詞家 林春生は1937年8月18日に島根県大田市で生まれました。

林は大学卒業後フジテレビに入社し「ザ・ヒットパレード」「ミュージックフェア」といった音楽番組などの制作を手がけ、そのかたわら作詞活動を行いました。番組制作時は本名の林良三を使っていました。林は57歳で亡くなっていますが、その間に多くのヒット曲を作詞しています。

欧陽菲菲「雨の御堂筋」、キャンディーズ「ハート泥棒」、チェリッシュ「ひまわりの小径」「白いギター」、「恋の風車」、渚ゆう子の「京都の恋」「京都慕情」などが林の作品です。

特に「京都の恋」「京都慕情」はベンチャーズが"KYOTO DOLL-アメリカではEXPO'70"というタイトルで作曲したインストロメンタル曲で、それに林が詞をつけて渚ゆう子が歌ってオリコンで8週連続1位の大ヒットとなった曲です。

2017年8月17日 (木)

今日の音楽 8月17日 ブリュンヒルデの自己犠牲 ; Music for today Aug.17 Brunnhilde's Immolation Scene

ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」は1876年8月17日にバイロイト祝祭歌劇場で初演されました。

「ラインの黄金」「ワルキューレ」「ジークフリート」と続く「ニーベルンクの指環」の最後を飾る作品。4時間20分程度の長大な作品で、劇的な変化に富むものです。「夜明け-ジークフリートのラインへの旅」(序幕と第1幕の間奏曲)、「ジークフリートの葬送行進曲」(第3幕への間奏曲)など単独で演奏される曲も多いです。

「ブリュンヒルデの自己犠牲」は終幕の音楽、4作の最後に相応しいものでブリュンヒルデの愛の救済の音楽です。

2017年8月16日 (水)

今日の音楽 8月16日 好きにならずにいられない ;Music for today Aug.16 Can’t Help Falling in Love

アメリカのロック歌手エルヴィス・プレスリーは1977年8月16日に処方薬の誤用が原因で亡くなりました。

ロックンロール歌手、映画俳優として1960年代から1970年代にかけて活躍したプレスリーは、アメリカにおける最も偉大な歌手のひとりとして語られています。極貧の幼少時代からスーパースターに一気に駆け上った事からアメリカン・ドリームの象徴ともされています。
全米1位になった曲は18曲でビートルズに次ぐ2位で、1位獲得週が80週間というのは歴代1位でした。
「好きにならずにいられない」は1961年に全米2位となったプレスリーの代表的なバラード。18世紀にフランスの作曲家マルティーニが作曲した「愛の喜び」のメロディを元に作られたもので、プレスリーのライブではクロージングナンバーとして歌われる事が多い曲でした。
アンディ・ウィリアムズ、スタイリスティックス、UB40など多くの歌手にカバーされています。

2017年8月15日 (火)

今日の音楽 8月15日 バーデン舞曲 ;Music for today Aug.15 Badner Ring'ln

ヨゼフ・ランナーのバーデン舞曲(バーデンの巻きパン)op.64は1832年8月15日に初演されました。

ヨハン・シュトラウス一世とともにウィーナ・ワルツの初期の時代に活躍したランナーは、シュトラウスと競い合う事で作曲の腕を磨いてきた作曲家です。

チフスによって42歳の若さで亡くなってしまい、後を継いだ息子も20歳で死去してしまったため、シュトラウス一家のように音楽史に残る華やかな一族となることはありませんでしたが、堅実な作風で現在ではシュトラウス一世よりも演奏される作品数が多いといわれています。

バーデン舞曲は別名バーデンの巻きパンというタイトル、非常に優雅な曲です。

2017年8月14日 (月)

今日の音楽 8月14日 この道は一度だけ ;Music for today Aug.14 We may never pass this way again

ポップ・デュオ シールズ&クロフツのダレル・ダッシュ・クロフツは1940年8月14日にテキサスのシスコで生まれました。

ソフト・ロックというジャンルが流行していた1970年代に活躍したデュオで、「想い出のサマーブリーズ」が全米6位の大ヒットになり、その後「僕のダイアモンド・ガール」などがヒットしています。解散後何度か再結成をしながら活動しているようです。
「この道は一度だけ」は21位にランクインした曲。この道というのは人生のことで、これから進むべき道を勇気を持って進んで欲しいという歌詞が素晴らしい曲なんです。私自身唯一彼らの作品の中で買った曲です。

2017年8月13日 (日)

今日の音楽 8月13日 エレジー(マスネ) ;Music for today Aug.13 Elegie(Massenet)

作曲家ジジュール・マスネは1912年8月13日に亡くなっています。

マスネは「タイス」「ウェルテル」「ル・シッド」など数々のオペラ作品と「アルザスの風景」「絵のような風景」など7曲の管弦楽組曲で知られています。

歌曲やチェロなどの独奏曲として単独で演奏されるエレジーは、元々はピアノ独奏用の「風俗的小品」op.10の5曲目メロディとして作曲されました。それを歌劇「復讐の女神たち」の音楽に転用され、後に歌詞が付けられて歌曲「「エレジー」として歌われるようになったわけですから、マスネお気に入りのメロディだったのでしょうね。

2017年8月12日 (土)

今日の音楽 8月12日 ロザリオのソナタ集 ;Music for today Aug.12 Rosary Sonatas

作曲家ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバーは1644年8月12日に北ボヘミアで生まれました。

1668年から2年間チェコのクロムニェジーシュ城でヴァイオリニストを務めた後、ザルツブルクの宮廷楽団のヴァイオリニストになり後に宮廷楽長になりました。

代表作のロザリオのソナタは全16曲からなるヴァイオリン曲で、聖母マリアの15の秘蹟を題材にしたものです。5曲ずつの3つの部分にわかれている15曲と終曲のパッサカリアからなる曲です。

「キリストの誕生」(喜びの秘蹟)
第1番 お告げ
第2番 訪問
第3番 降誕
第4番 キリストの神殿への拝謁
第5番 神殿における12歳のイエス
「受難」(哀しみの秘蹟)
第6曲 オリーヴ山での苦しみ
第7曲 むち打ち
第8曲 いばらの冠
第9曲 十字架を背負うイエス
第10曲 イエスの磔と死
「復活」(栄光の秘蹟)
第11曲 復活
第12曲 昇天
第13曲 聖霊降臨
第14曲 聖母マリアの被昇天
第15曲 聖母マリアの戴冠

終曲 パッサカリア
です。ヴァイオリニストだったビーバーの手によるものという事もあって技巧的に優れた曲で、多くの曲が特殊な調弦(スコルダトゥーラ)で演奏されるため、1曲ずつ響きが微妙に異なっています。

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