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2017年8月 5日 (土)

今日の音楽 8月5日 ケーゲルシュタット・トリオ ;Music for today Aug.5 Kegelstatt Trio

モーツァルトのピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」は1786年8月5日に作曲されました。

ピアノ三重奏曲第2番とも呼ばれる曲です。通常のピアノ三重奏曲はヴァイオリンとチェロとピアノという編成ですが、この曲はピアノとクラリネットとヴィオラという風変わりな編成になっています。これは、この曲が友人のクラリネットの名手シュタットラー(クラリネット五重奏やクラリネット協奏曲なども彼のために作曲された)などと仲間内で演奏するために作曲された為と言われています。
3つの楽章からなる20分程度の曲ですが、モーツァルトが愛したクラリネットという楽器の魅力を余す事無く発揮しています。

2017年3月27日 (月)

今日の音楽 3月27日 歌劇「つばめ」 ;Music for today Mar.27 La Rondine

プッチーニの歌劇「つばめ」は1917年3月27日にモンテカルロで初演されました。

ウィーンから「陽気でしかも感傷的な」オペレッタをという注文で依頼された曲ですが、中途半端なオペラに出来上がった上に第一次大戦が勃発してウィーンとの契約が切れ、モンテカルロで初演される羽目になった作品です。

「つばめ」は海を渡っていってしまうが、元に戻る習性があり、銀行家ルッジューロの二号であるヒロインのマグダが、若いルッジューロに恋をしてしまうが、自らが彼にふさわしくない女性と悟ってルッジューロの元へ戻るというストーリー。特に第1幕でマグダが「私はつばめのように海を渡り、光り輝く夢の国に向かう・・・」と歌うアリア「ドレッタの夢」が有名です。

ドレッタの夢です。

2016年5月31日 (火)

今日の音楽 5月31日 エンドレス・ラヴ; Music for today May31 Endless Love

女優ブルック・シールズは1965年5月31日にニューヨークで生まれました。

子供の頃からモデルとして活躍し1977年に「ALICE、SWEET ALICE」の主役で映画デビュー。「プリティ・ペイビー」で12歳の娼婦役で話題となりました。「青い珊瑚礁」では、第1回ゴールデン・ラズベリー賞の主演女優賞という栄誉?に輝き、「エンドレス・ラヴ」では15歳にして妖艶な女性を演じ第2回ゴールデン・ラズベリー賞にもノミネートされました。

その後は、作品にも恵まれず美人女優という枠を越えることはできませんでした。

「エンドレス・ラヴ」は八百屋お七のようなストーリーですが、主題歌だけは大ヒット。ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーのデュエットで全米ヒットチャートで9週連続トップのヒット曲となりました。

2014年10月 4日 (土)

パイオニア交響楽団第26回定期演奏会・5

ラヴェルのクープランの墓は、当初はピアノ曲として作曲されました。
「クープランの墓」という邦題は、正しい訳では無いようです。「クシコスの郵便馬車」(ネッケ)、「士官候補生」(スーザ)、「女学生」(ワルトトイフェル)などの完全なる誤訳とはちょっと違いますが、音楽史をよく知らない人が訳した邦題のようです。
原題の「 Le Tombeau de Couperin」は確かに辞書どおり翻訳すれば「クープランの墓」に間違いは無いのですが、実はTombeauというのは「トンボー」という形式の曲で18世紀ぐらいまでに作曲された故人を追悼するための器楽曲の形式です。従って、正しくは「クープランを偲んで」というようなタイトルが正解のようです。

クープランの墓は、2重の意味合いを持つ曲です。

1つ目は、クープランの時代(フランス・バロック時代)の音楽へ捧げるオマージュです。
2つ目は、第一次世界大戦で散ったラヴェルの友人たちへ捧げるレクイエムです。

元々のピアノ曲はプレリュード、フーガ、フォルラーヌ、リゴドン、トッカータ、メヌエットの6曲から出来ています。それぞれジャック・シャロル中尉、ジャン・クルッピ少尉、ガブリエル・ドゥリュック中尉、ピエール&パスカルのゴーダン兄弟、ジャン・ドレフュス、ジョゼフ・ドゥ・マルリアーヴ大尉という6組の犠牲者への追憶として作曲されたものです。

ラヴェルは管弦楽に編曲する際に、プレリュードと3つの舞曲の4曲構成としました。これはバロック時代の組曲が舞曲によって構成されていたという事に倣っているようです。

ラヴェルは管弦楽法に優れており、特に色彩感豊かなオーケストレーションをする作曲家として知られていますが、この古典的な形式の曲も彩り豊かに仕上げています。管楽器の音色の違いと楽器ごとの音域による音色の違いを巧みに操っています。また、弦楽器もピチカートやフラジオレット(ハーモニクス)を駆使し音色の変化を生み出しています。

第1曲 「プレリュード」 この曲は16分の12拍子で、古典的な組曲の冒頭に置かれる前奏曲を念頭に作曲されいています。装飾音を多用することでバロック以前の雰囲気を強めています。また、冒頭からのオーボエのメロディはオーボエにとっては難曲中の難曲として知られています。
第2曲 「フォルラーヌ」 北イタリアを起源とする古典的な舞曲。8分の6拍子の曲で複合三部形式でできています。時々拍が変則的になるのが難しいところです。
第3曲「メヌエット」 3拍子の可愛らしい曲・・・なのですが、コントラバスは複雑なハーモニクスがたくさん登場していて、それがとっても難儀な曲です。
第4曲「リゴードン」 4分の2拍子の活発な舞曲で、プロヴァンス地方の舞曲です。中間部は打って変わった酔っ払いの音楽みたいな(失礼)曲です。

ラヴェルの音楽としては編成が小さい曲ですが、そこから生まれる色彩感を味わって頂ければと思います。

ご希望の方には演奏会のチケットを差し上げていますので、是非お越しください。

詳細は、こちらのページです。


2014年3月31日 (月)

今日の音楽 3月31日 ピアノ協奏曲第16番(モーツァルト)

モーツァルトのピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451は1784年3月31日に初演されました。

一週間前に初演された第15番の協奏曲はモーツァルトのピアノ協奏曲の転換点となる曲ですが、この第16番は更にオーケストラの規模が拡大され交響曲的な作品となっています。そのためにピアノの活躍が抑え気味になっていてその意味では若干地味な作品になっています。

編成としてはトランペットが2本加わっています。終楽章ではフルートがヴァイオリンとのユニゾンで爽やかな音楽を作り出しています。

※だいぶネタが尽きて来たので、新年度の明日からはちょっと形を変えてみたいと思います。また、今まで扱った曲もダブって登場する事もあります。

今まで取り上げた曲
ホイップト・クリーム
交響曲第1番「春」(シューマン)
交響曲第100番「軍隊」

2014年3月30日 (日)

今日の音楽 3月30日 ローハイド

アメリカの歌手フランキー・レインは1913年3月30日にシカゴで生まれました。

1952年の映画「真昼の決闘」の主題歌「ハイ・ヌーン」を歌ったことで知られ、その後1955年から66年まで11年間テレビ放映された西部劇「ローハイド」の主題歌が大ヒットしました。

今まで取り上げた曲
シャルメーヌ
アイ・ショット・ザ・シェリフ
風紋

2014年3月29日 (土)

今日の音楽 3月29日 ドミニク

ベルギーの歌手スール・スーリールは1985年3月29日に自殺により亡くなりました。

第二次大戦中にパリに移住し、戦後ベルギーに戻りましたが、1953年にパリに留学し美術を学びました。美術教師としてベルギーに戻り教鞭をとりました。1959年に修道院に入りましたがそこでギターを学び、作曲をはじめたところそれが認められ、他の尼僧にも励まされてレコード化しました。

その中の曲「ドミニク」が突然人気急上昇し最終的には全米ナンバーワンとなり一躍有名となりました。
その後は宗教的な生活に入りましたが、寄付が認められず多額の課税をされて経済苦に陥り、芸能界復帰を目論んだものの失敗し、結局自殺することになってしまいました。

「ドミニク」は日本でもペギー葉山やザ・ピーナッツなどに歌われ、NHK「みんなのうた」でも採用された曲です。

今まで取り上げた曲
ピアノ協奏曲第2番(ベートーヴェン)
レオノーレ序曲第3番
弦楽四重奏曲第1番(スメタナ)

2014年3月28日 (金)

今日の音楽 3月28日 バレエ「プロメテウスの創造物」

ベートーヴェンのバレエ、「プロメテウスの創造物」op.43は1801年3月28日に初演されました。

ベートーヴェンは生涯2曲のバレエ音楽を遺しています。もう1曲は「騎士のバレエ」という曲です。2曲とも現在では殆ど全曲演奏されたりバレエが上演されることはありませんし、この「プロメテウスの創造物」の序曲もベートーヴェンの序曲の中ではあまり演奏される機会の無い曲です。

「プロメテウスの創造物」を有名ならしめているのは、フィナーレで使用されている伴奏音楽をベートーヴェン自身が気に入って、その後交響曲第3番「英雄(エロイカ)」創作主題による15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲) に使われている事でしょう。

バレエ自体は序曲と7つのバレエ音楽で出来ています。序曲にはエロイカ主題が出てきませんので、もし序曲にエロイカ主題が出てくれば、もう少し有名になっていたでしょうね。

序曲です。

今まで取り上げた曲
ホラ・スタッカート
蚤の歌
前奏曲嬰ハ短調(ラフマニノフ)

2014年3月27日 (木)

今日の音楽 3月27日 スーダラ節

日本のコメディアン、俳優で歌手の植木等は2007年3月27日に肺気腫による呼吸不全で80歳で亡くなりました。

ハナ肇とクレイジー・キャッツの一員として活躍した植木等は名古屋の寺の息子として生まれ僧侶になる修行をしていましたが東洋大学時代にバンドボーイのアルバイトを始め、レコード会社の新人歌手コンテストに合格しました。戦後のジャズやダンスミュージックブームの最中で歌だけでなく何か楽器を弾けた方が収入になるという友人のアドバイスでギターをはじめ大学卒業後にバンド活動をはじめました。

1954年にフランキー堺に誘われてシティ・スリッカーズに入りましたが、翌年フランキー堺が俳優に転身してしまい、メンバーだった谷啓 に誘われてキューバン・キャッツに移籍。ジャズで人気を博し、クレイジー・キャッツと名を変えて、ハナ肇の目指すコメディ路線に移行していきました。

スーダラ節は1961年に発売された大ヒット曲で「わかっちゃいるけどやめられない」という歌詞は親鸞の教えにも通ずると僧侶である父親からも励まされたそうです。

その後、音楽やコメディのみならず、俳優としても活躍し、晩年は性格俳優として会社物語 などの映画で独特の味を出していましたが、肺気腫や前立腺癌と戦いながらテレビなどで活躍していましたが80歳で亡くなりました。

今まで取り上げた曲
ワン・スイート・デイ
交響曲第3番「勇敢なフランス人」(ダンディ)
ミシシッピ(グローフェ)

2014年3月26日 (水)

今日の音楽 3月26日 「献堂式」序曲

作曲家ベートーヴェンは1827年3月26日に亡くなりました。

「献堂式」序曲はベートーヴェンが純粋な管弦楽曲として作曲した最後の作品で、1822年にウィーンに新設されたヨーゼフシュタット劇場 のこけらおとしの為に作曲された祝典劇の序曲です。祝典劇の音楽は、かつて作曲された「アテネの廃墟」を転用して改作したもので、新たにこの序曲と合唱曲が作られました。

「献堂式」の序曲は、5和音の強奏に始まるマエストーソの堂々とした序奏と、ティンパニとトランペットを中心に演奏されるファンファーレに続く2つの主題を持った主部からできています。2つの主題はやがてフーガとなって絡み合う重厚な構成の曲です。

ベートーヴェンの序曲の中では「レオノーレ」や「エグモント」に比べると知名度は低いものの、なかなか楽しめる作品です。

今まで取り上げた曲
マホガニーのテーマ
ジョージアの灯は消えて
ピアノソナタ第20番(ベートーヴェン)

より以前の記事一覧