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2025年5月17日 (土)

5月17日 名曲100選 映画音楽(邦画篇)・89 さびしんぼう

「さびしんぼう」は1985年に公開された大林亘彦監督の映画です。尾道三部作のひとつで、主演は富田靖子と尾美としのり。
原作は、山中恒の「なんだかへんて子」。
尾道を舞台にした少年のノスタルジックな恋物語。
「さびしんぼう」は大林監督の造語で、広島弁で悪ガキを意味する「がんぼう」に対する女の子の呼び名が無いので考えた言葉。
主人公のひろきの周りに現れる2人の「さびしんぼう」とひろきの間の感情を中心に展開していきます。
主題歌は、ショパンの「別れの曲」に売野雅勇が詞をつけた「さびしんぼう」で富田靖子が歌っています。ショパンの「別れの曲」はひろきの母の憧れの曲です。

2025年5月10日 (土)

5月10日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・88 海の見える街

「海の見える街」は、ジブリアニメ「魔女の宅急便」のサウンドトラックの1曲。
主人公の魔女キキが初めて物語の舞台となる港町に降り立つシーンで演奏される音楽です。作曲は久石譲。
弦楽器のピツィカートで始まる印象的なメロディが、やがて管楽器、弦楽器のアルコと形を変えて美しい響きを出しています。
「魔女の宅急便」のオープニング・テーマとエンディング・テーマは松任谷由実の「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」ですが、映画の中の音楽は久石譲が担当しています。
ジブリ・アニメの多くは久石譲が音楽を担当しています。主題歌はこの「魔女の宅急便」や「紅の豚」、「ハウルの動く城」「風立ちぬ」など久石譲が作曲していないものも少なくありませんが、サウンドトラックはどれも素敵な曲です。
中でも、「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」は本当に名曲揃いのサウンドトラックだと思います。


2025年5月 3日 (土)

5月3日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・87 セーラー服と機関銃

「セーラー服と機関銃」は1981年に公開された角川映画。原作は赤川次郎、主演は薬師丸ひろ子。
ヤクザの組長が突然亡くなり、高校生の娘が組長となって敵対する組へ殴り込みをかけるというお話。
薬師丸ひろ子が機関銃を撃って「カイカン」としゃべるセリフが流行となりました。
主題歌は、この曲が歌手としてのデビュー曲となった薬師丸ひろ子が歌っています。
当初は作曲者の来生たかおが「夢の途中」というタイトルで歌う予定でしたが、当時はまだ無名だった来生たかおから薬師丸ひろ子に変更。
来生側が突然の降板に激怒しましたが、両方ヒットさせるとキティ・レコードの多賀社長が約束し、説得したという事でした。
結局、薬師丸の「セーラー服と機関銃」と来生たかおの「夢の途中」はほぼ同時期にリリースされ、「セーラー服と機関銃」はオリコン5週連続1位の大ヒット、「夢の途中」もオリコン4位のヒットとなり、来生たかおは一躍売れっ子となりました。

2025年4月26日 (土)

4月26日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・86 防人の詩

「防人の詩」は映画「二百三高地」の主題歌で、さだまさし12枚目のシングルです。
「二百三高地」は、1980年に公開された仲代達矢主演の作品で、日露戦争の旅順攻囲戦を描いた作品。監督は舛田利雄。
歌詞は万葉集の第16巻3852番に基づくもので、この詩は「防人」に関するものではありませんでしたが「海も山も死にます。死ぬからこそ潮は引き、山は枯れる」という内容の詩です。
さだまさしは、この仕事を受ける時に、映画の内容が「戦争に勝った、万歳」という内容ではなく「戦争の勝ち負けではなく人間の営みをきちんと描いた映画」という回答を得て受けたそうです。

2025年4月19日 (土)

4月19日 映画音楽(邦画)篇・85 Dear(八日目の蝉)

「八日目の蝉」は2011年に公開された映画で、第35回日本アカデミー賞で10冠を獲得した作品です。
原作は角田光代で、「母性」をテーマにした作品。
不倫相手の子供(赤ん坊)を誘拐した野々宮希和子(永作博美)の3年半にわたる逃亡劇の第1章と、事件後大人になった子供恵理菜(井上真央)が妻子持ちの男の子供を宿してしまい苦悩する第2章の2部構成からなる作品でした。
「Dear」はその主題歌で、中島美嘉が歌っています。

2025年3月22日 (土)

3月22日 名曲100選 映画音楽(邦画)編・81 HANA-BI

「HANA-BI」は北野武が監督しビートたけしが主演した1998年の映画です。
部下が銃撃を受けて死傷者を出して責任を感じて退職した刑事が、不治の病に冒された妻に不自由な生活をさせないうようにヤクザから金を借りて返済に滞り銀行強盗をして借金を返済し最後の旅に出る。銀行強盗をした事に気づいたヤクザや、彼の行動を不審に思って追いかける元部下たちに追い詰められていく、というストーリーです。
音楽は久石譲。北野武から「アコースティックなきれいな音楽」というう要望があり弦楽主体の音楽となっています。

2025年3月15日 (土)

3月15日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・80 借りぐらしのアリエッティ

「借りぐらしのアリエッティ」は2010年に公開されたジブリ映画です。
原作はイギリスの児童文学作家メアリー・ノートンの「床下の小人たち」。
人間に見られてはいけないという掟の下、人間の生活品を借りながら郊外の古い屋敷で暮らす小人一家の女の子アリエッティが、その家へ療養に来ていた人間の少年翔に見つかってしまい、一家でこの家を去るというストーリー。
主題歌は、フランスのシンガー・ソングライター セシル・コルベルの「Arrietty's Song」。ジブリの大ファンという手紙と自身のCDをジブリに送った事がきっかけで採用されました。作詞作曲、歌とハープ演奏も担当慕います。

2025年3月 8日 (土)

3月8日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・79 メリークリスマス・ミスター・ローレンス

「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」は1983年に公開された日本・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド合作映画「戦場のメリー・クリスマス」の主題曲です。
原作は南アフリカの作家ローレンス・ヴァン・デル・ポストの自身のジャワ島での日本軍俘虜収容所体験に基づく短編。大島渚監督の作品で、戦争映画ではありますが戦場のシーンは全く登場せず、収容所での出来事が描かれたものです。
デヴィッド・ボウイ、坂本龍一という日英を代表するミュージシャンが主演し、ビートたけし、トム・コンティなどが共演しました。
音楽は坂本龍一が担当し、英国アカデミー賞のの作曲賞、日本アカデミー賞の優秀音楽賞などを受賞しています。
坂本龍一の代表作のひとつとして、東洋でも西洋でもない不思議な響きのする曲として高い評価を得ています。

 

2025年2月22日 (土)

2月22日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・76 怪獣大戦争マーチ

「怪獣大戦争」は1965年に公開されたゴジラシリーズ第6作の映画で作品。監督は本多猪四郎、主演は宝田明。
木星の裏側で発見されたX星にはX星人が住んでおり、彼らは宇宙怪獣キングギドラによる襲撃で地底での生活を強いられていました。
キングギドラへの対抗手段としてゴジラとラドンを貸してくれという申し出があり承諾しますが、実は地球侵略のための策略で、キングギドラは彼らによって操られていてゴジラとラドンも同様に操られ地球に危機が訪れますが、X星人の弱点が判明しゴジラとラドンも彼らの支配から解き放たれキングギドラと戦うトイウストーリーです。
「怪獣大戦争」のマーチは伊福部昭が作曲し、その後自衛隊のテーマ曲として使われ続けている曲です。

2025年2月15日 (土)

2月15日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・75 あした

「あした」は1995年公開の大林亘彦監督作品です。新尾道三部作の2作目に当たる作品です。
主演は高橋かおり。原作は赤川次郎の「午前0時の忘れもの」です。
小型客船呼子丸は尾道沖で遭難し乗客9名全員が絶望と伝えられ三か月後、残された恋人、夫、妻、家族などのもとに「今夜午前0時、呼子浜で待っている」という不可解なメッセージが届き、それぞれが呼子浜の待合室に続々と集まって来ます。
旅行に来ていた女子大生原田法子は、最終便の船に間に合わなくなり友人と共に呼子浜の待合室で過ごす事になってしまい、不思議な一夜を過ごす事になります。
主題歌は元々出演予定も主題歌を歌う予定も無かった原田知世が自ら大林監督に売り込んで採用されたものです。

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