12月23日 名曲100選番外編 クリスマス・ソング・13 サイレント・イヴ
「サイレント・イヴ」はシンガー・ソングライター辛島美登里が1990年に発売した9枚目のシングルです。
TBS系のドラマ「クリスマス・イブ」の主題歌となって、彼女自身の最大のヒット曲となり、その後J-popのクリスマスソングの定番となりました。
歌詞自体は、クリスマスの夜に、別れた恋人を想う女性の気持ちを歌った切ない歌です。
代表的な日本のクリスマスソングなので多くの歌手にカバーされています。
フィッシャー=ディースカウ(Br)ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団: マーラー:さすらう若人の歌、亡き子を偲ぶ歌、リュッケルト・リーダー
モランティ指揮 ハンガリー国立歌劇場管弦楽団, ハンガリー放送合唱団, アントネッロ・パロンビ, グンナル・ルンドベリ: プッチーニ:グローリア・ミサ/交響的前奏曲
ヴェンゲーロフ(vn)ロストロポーヴィチ指揮ロンドン交響楽団: プロコフィエフ&ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ガウク指揮 レニングラード国立フィルハーモニー管弦楽団: チャイコフスキー:交響曲第4番 グリンカ:≪ルスランとリュドミラ≫序曲
チョン・キョンファ(Vn)フォスター指揮ロンドン交響楽団: サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番/ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番 (SHM-CD)
ショルティ指揮コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団: グノー:「ファウスト」バレエ音楽/オッフェンバック(ロザンタール編):バレエ音楽「パリの喜び」
「サイレント・イヴ」はシンガー・ソングライター辛島美登里が1990年に発売した9枚目のシングルです。
TBS系のドラマ「クリスマス・イブ」の主題歌となって、彼女自身の最大のヒット曲となり、その後J-popのクリスマスソングの定番となりました。
歌詞自体は、クリスマスの夜に、別れた恋人を想う女性の気持ちを歌った切ない歌です。
代表的な日本のクリスマスソングなので多くの歌手にカバーされています。
私がこの曲を知ったのは、カーペンターズが1978年に発売した「クリスマス・ポートレート」というクリスマスソングを集めたアルバムでした。
元々はジュディ・ガーランドが1944年の映画「若草の頃 (Meet me in St.Louis)」の中で歌った曲。この時の歌詞は父親の仕事の都合で住み慣れたセント・ルイスからニューヨークへ引越しをしなければならなくなって動揺する妹たちをジュディ・ガーランドが励ます内容の歌詞になっていますが、後にちょっと暗い歌詞だということで後にフランク・シナトラが歌う時に幸せなクリスマスを迎える内容に書き換えて歌いました。よく歌われるのはこのバージョンが多いようです。
静かなジャズナンバーで、ホッとする音楽です。
J-popなどでは国産のクリスマス・ソングが多数存在していますが、子供向けの曲は以外に少ないものです。私が子供の頃クリスマスで歌われたのも「ジングルベル」「きよしこの夜」「赤鼻のトナカイ」「サンタが町にやってくる」「もみの木」「わらの中の七面鳥」など全て元々は外国曲でした。
やっと国産の子供向けのクリスマスソングが誕生したのが1967年。吉岡治作詞、小林亜星作曲の「あわてんぼうのサンタクロース」でした。
クリスマス前にやって来ちゃったり、煙突覗いてて落っこっちゃったりという歌詞とリンリンリンとかドンドンドンなどの擬音から出来ている、楽しい曲です。
「神の御子は今宵しも」(O Come, All Ye Faithful)はイングランドのウェードが作曲したとされる讃美歌ですが、はっきりした作者はわかっていないようです。歌詞も誰の手によるのかはっきりしていませんが、現在はイングランドカトリック教会の聖職者フレデリック・オークリーの英語詩が広く歌われています。
クリスマスらしい、イエスの誕生を歌った歌でクリスマスの聖歌としては最もポピュラーな曲のひとつですね。
「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」はマライア・キャリーが1994年に発表したクリスマス・ソングです。
ここで取り上げるクリスマス・ソングの中では最も新しい曲です。マライア・キャリーとウォルター・アファナシェフの共作によるアップテンポのラブソングで「ザ・ニューヨーカー」誌では「ホリデーソングの名曲集に加える価値のある数少ない現代曲のひとつ」と評され、その後も多くのアーティストにカバーされています。
内容は原題「クリスマスに欲しいものはあなただけ」のとおり、プレゼントはいらないからクリスマスには最愛の人と一緒に過ごしたいという気持ちが歌われています。
「O Holy Night(さやかに星はきらめき)」は、バレエ音楽「ジゼル」で知られるフランスの作曲家アドルフ・アダンが作曲したクリスマス・キャロルです。原題は「クリスマスの賛美歌」でカポーによるものですが、英語圏ではドワイトが自由に英訳したものが「O Holy Night, the stars are brightly shininng」として知られています。このドワイトの詩を由木康が翻訳したものが日本の賛美歌として収録されています。
「牧人ひつじを」(The first noel)はイギリスのクリスマス・キャロルです。
旋律はイングランド西部地方に17世紀以前から伝わる旋律。歌詞は新約聖書ルカの福音書第2章にある、羊飼いたちが羊の群れの番をしていた夜に、空から神の使いが現れるシーンを描いたものです。
「シルバー・ベルズ」は、「ボタンとリボン」(腰抜け二挺拳銃)、「モナ・リザ」(別働隊)、「ケ・セラ・セラ」(知りすぎていた男)などの作詞作曲で知られるレイ・エバンスとレイモンド・バーナード・エバンズのコンビが1951年に作ったクリスマス・ソングです。コメディ映画「レモン・ドロップ・キッド」の挿入歌として使われ、その後ビング・クロスビー、オリヴィア・ニュートン=ジョン、ダイアナ・ロス、スティーヴィー・ワンダー、バリー・マニロウなど多くのアーティストによってカバーされています。
ワルツ調のゆったりとしたメロディで都会の忙しく人々が行きかう通りのクリスマスの雰囲気を歌った曲です。
「荒野の果てに」(Angels We Have Heard on High)は16世紀フランスの伝統的なキャロルが下になっているクリスマス・キャロルです。
現在よく知られている旋律はエドワード・シッペン・バーンズが編曲したもので曲の最後に「Gloria in excelsis Deo」(いと高きところに神の栄光あれ)という歌詞がつけられています。
日本ではカトリック教会の「カトリック聖歌集(1966年版)」では「天(あめ)のみつかい」という日本語に訳されています。プロテスタント系の日本基督教団の「讃美歌集(1954年版)」などでは「荒野の果てに」というタイトルになっています。
大きな特徴としては、最後のGloriaのところで 「o」の音を長く伸ばして音程を変えながら、合唱の際には対旋律なども加えながら歌うのが特徴になっています。
サザンオールスターズや桑田佳祐はかなり多くのクリスマス関連曲を作っていますが、クリスマス・ラブ(涙のあとには白い雪が降る)を取り上げます。
1993年11月に発売された34作目のシングルで1998年、2005年に再発売されています。丸井のクリスマスキャンペーンのCMソングとしても使われました。
涙のあとには白い雪が降るというサブタイトル通り、クリスマスなのに恋も語れない悲しい自分を歌った曲です。