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2019年9月 8日 (日)

パイオニア交響楽団第32回定期演奏会のご報告

8月31日にパイオニア交響楽団の第32回定期演奏会が無事、大きな事故もなく終了いたしました。
ご来場頂いたお客様、ありがとうございました。

無事、事故も無くと書きましたが、実は私個人にとっては、無事な演奏で終わった、とは言えませんでした。
前半の「祝典序曲」と「仮面舞踏会」は何事も無く終える事ができましたが、後半のショスタコーヴィチの交響曲第5番は100%満足という結果にはなりませんでした。

この曲第1楽章の展開部のところでト音記号の非常に高い音域の音が出てきます。しかも音が飛ぶし、テンポも速い。アマチュア演奏家の多くはこの部分を演奏するために、指板の横などに目印をつける人も多いという演奏が難しい箇所です。目印をつけたところで簡単に弾けるというわけでも無いのですが、今回の本番では、練習時の苦戦からは考えられないぐらい巧く弾けました。これで張り切り過ぎたせいか、展開部が終わったあたりで、弓を持つ右腕が曲げ伸ばしできなくなってしまいました。靭帯かなんかを痛めてしまったかと思い、最悪ステージからリタイアも頭を過ぎりました。幸いこの後は暫くは強い音の場面があまりないので、腕さえ曲げなければ弾けるので、休みの場面では必死にマッサージをしながら何とか弾いたのですが、なにしろ集中力が欠如しているので、1ヶ所テンポが緩くなるところで指揮よりも飛び出ししてしまいました。第1楽章の後半は大きな音を出す場面が少ないので何とか弾けるのですが、その後待ち構えているのが、チェロとコントラバスのダウン弓の連続ではじまる第2楽章。ここは今の状況では弾けません。腕揉みをずっと続けている内に、ちょっとずつ筋肉が柔らかくなって来たようです。(結局は筋肉が攣った状態になったようです)第1楽章の最後までには多少の痛みは残るものの、運動障害は解決。第2楽章には何とか間に合いました。

ただ、演奏中に腕が攣ったなどという事は初めてのこと。老化が進んじゃったんでしょうかね。

それ以外では自分としては弾けた演奏会だったと思います。ただ、本番で興奮すると速くなっていくというオーケストラの習性は健在で、第2楽章の冒頭もオーケストラが速くなるのを必死に抑えながら弾きましたが、最終楽章は異常に速くなってました。

次回の演奏会は来年3月ですが、モーツァルトのジュピターとシューマンのライン、ワーグナーのリエンチ序曲というオーストリア・ドイツプロ。久しぶりに譜面自体を演奏するのも難しいというプログラムになります。個人の技術の見直しには良いプログラムだと思いますので、練習すると同時に、腕をもう少し鍛えないとね。

 

 

 

2019年8月27日 (火)

パイオニア交響楽団第32回定期演奏会・5

ショスタコーヴィチの交響曲第5番の第3楽章は緩徐楽章です。弦楽器が全部で8部の分けられた暗い内省的な旋律からスタート。このあたりの和声はなかなか難しい。第2部は弦楽器のトレモロの中で木管楽器の旋律が続く寂寞とした音楽。第3部は木琴が加わって大きなクライマックスが訪れます。コーダではハープとチェレスタが静かに曲を閉じます。勿論ハープもチェレスタもエキストラさんですので、普段の練習の時は不在。この楽章の最後は本番の直前まで私たちも聞くことができないという貴重なものです(笑)。この楽章はマーラーの「大地の歌」やロシア正教のパニヒダからの引用があるそうですが、私にはわかりませんでした。

終楽章は木管楽器のトリルとティンパニーの行進曲風のリズムの上を金管が主題を奏でます。と言っても、ここはまだ短調。やがて瞑想的な展開が続きますが次第に明るさを増して行きます。途中ではトレーナーの先生が「共産独裁主義的な音楽(本当は具体的な国名を言っていましたが)」で行進曲風な展開も登場し、カルメンの前奏曲のオマージュとも言えるメロディでコーダに入ります。
このコーダのテンポがバーンスタインの演奏で代表する速いテンポとムラヴィンスキーなどのゆったりとしたテンポに最近の演奏は2分されるようですが、黒岩先生は前者。速いテンポで終わりまで突っ込んで生きます。演奏する方は大変ですが・・・

この終楽章はショスタコーヴィチの複雑な思想を読み解く様々な見解が多くの人に語られている、という程味わい深い楽章です。一見派手で、勝利の凱歌という感じなのですが、本当に込められた想いは、作曲者にしかわからないのでしょうね。

 

2019年8月31日(土) PM2:00開演
場所 めぐろパーシモン大ホール(東急東横線 都立大学駅下車7分)
指揮 黒岩英臣
全席自由 1,500円

先着10組様に入場チケットのプレゼントを行っています。詳しくは こちらへ。

2019年8月24日 (土)

第32回パイオニア交響楽団定期演奏会・4

メイン曲のショスタコーヴィチの交響曲第5番について、もう少し言及しておきましょう。
この曲の演奏については大別すると2種類の演奏があるそうです。(そんな大雑把な分け方が正しいとは思いませんけど)
特に終楽章のコーダの前のテンポに顕著に現れます。運命からの解放だとか歴史的背景を深堀りした演奏では概ねゆったりとしたテンポで演奏されます。代表例はムラヴィンスキーなど。そして勝利の音楽を奏でて終楽章らしく終わらせる演奏では速いテンポで演奏されます。代表例はバーンスタイン。

また、ショスタコーヴィチのかつての恋人が結婚して「カルメン」と性が変わった事にひっかけて、ビゼーのカルメンをかなりしつこく引用しているとも言われています。

まず、第1楽章は、非常にインパクトの強いカノン(低弦から始まり高弦が追いかける)からスタートします。コントラバスにとっては第一の難関がここ(最初からかい)。タタ~~~、タタ~~~の~~~の部分は殆どの指揮者がクレッシェンドを要求しますが、これテンポが遅いので弓が足りない。でも、弓が足りないからと言って弓を折り返すオーケストラは見たことがありません。ひたすら粘りに粘って音を出さなければならないのです。

その後静かにゆったりとしたテンポで第1主題が出てきますが、この間は長~いお休み。そして、タンタタ タンタタというリズムを延々と刻まされるのですが、これ第1楽章の3回登場します。それぞれ場面が違っていて調も異なって(3回目などは長調になります)、こういうリズムパートで表情や音色を変えろ!と言われるのが最も難しい事のひとつです。で、このリズムに乗って登場するのが、カルメンの「ハバネラ」を思わせる(一部は全く同じ)ゆったりとした音楽。再現部ではこれが長調になって、ノホホンとした雰囲気で出てきますが、最後はチェレスタが半音階を演奏する中で、静かに第1楽章は終わります。

第2楽章は、スケルツォで、これもチェロとコントラバスが全部ダウンボウ(下げ弓)で弾く演奏する方は忙しいけど、かっちりと聞こえるように弾かなければならないという疲れる場面です。これ、きっちり弾かないと演奏が忙しい(すべての音を弾くために弓を一回一回戻すので)から速くなってしまいます(我々の世界では 走る といいます)。ここで走るようなオーケストラはこの後期待できません(笑)

このスケルツォのメロディは様々に楽器や形を変えて、時には弦楽器のピチカートだけで何回も登場してきます。
中間部は妙に色っぽい音楽がヴァイオリンソロでスタートします。スケルツォと言っても完全にスケルツォの主題に戻っていくわけでもなく、絡み合いながら中間部のメロディもからんで終わっていきます。

 

2019年8月31日(土) PM2:00開演
場所 めぐろパーシモン大ホール(東急東横線 都立大学駅下車7分)
指揮 黒岩英臣
全席自由 1,500円

先着10組様に入場チケットのプレゼントを行っています。詳しくは こちらへ。

2019年8月11日 (日)

第32回パイオニア交響楽団定期演奏会・1

所属するパイオニア交響楽団の第32回定期演奏会のPRです。今回はショスタコーヴィチを中心とする20世紀のロシア音楽プロです。
前プロで演奏するのはショスタコーヴィチの祝典序曲です。

1954年のロシア革命37周年記念演奏会のために急遽依頼され3日間で書き上げ11月6日に初演されています。3日間という短時間で書き上げることが出来たのにはネタ元があったわけで、1947年の十月革命30周年を記念して作曲された未発表曲を改作したという説もありますが、新作と考えても複数の自作曲の引用があるので不可能では無いと思われます。

冒頭のファンファーレは娘の誕生日のために1944年ごろ作曲した7つのピアノ小品曲「子供のノート」の第7曲「誕生日」の冒頭からの引用。
第1主題は、オラトリオ「森の歌」の第5曲「スターリングラード市民は前進する」からの引用。
終盤では「ジャズ組曲」第2番の第3曲が引用されています。

ショスタコーヴィチの音楽といえば、ソヴェト共産党、とりわけスターリン体制との確執が曲の内容に大きく影響していますが、この曲もスターリンの死の翌年に完成されたことから、スターリン体制からの解放を祝って書かれたなどとも言われています。

冒頭トランペットによるファンファーレからはじまる荘重な序奏が終わると、テンポはPrestoに変わってクラリネットによって物凄く速い第1主題が演奏されます。第2主題はこのテンポの中でホルンとチェロによって朗々と聞こえるメロディですが、テンポは速いままなので、結構演奏は大変。

最後はファンファーレが戻ってきますが、ここではバンダが使われています。バンダの人数は基本的に10人という大人数。バンダをどこに配置するかなどはまだ決まっていないし、実際にバンダの演奏が聴けるのは演奏会当日のステージ・リハーサルだけなので、演奏する我々も楽しみです。

2019年8月31日(土) PM2:00開演
場所 めぐろパーシモン大ホール(東急東横線 都立大学駅下車7分)
指揮 黒岩英臣
全席自由 1,500円

 

先着10組様に入場チケットのプレゼントを行っています。詳しくは こちらへ。

2019年7月12日 (金)

パイオニア交響楽団第32回定期演奏会のお知らせ

Pso32s

パイオニア交響楽団第32回定期演奏会のお知らせです。今回は20世紀のロシア音楽のプログラムです。

2019年8月31日(土) PM2:00開演
場所 めぐろパーシモン大ホール(東急東横線 都立大学駅下車7分)
指揮 黒岩英臣
全席自由 1,500円

曲目
ショスタコーヴィチ 祝典序曲op.96
ハチャトゥリャン 組曲「仮面舞踏会」
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番ニ短調op.47

先着10組様に入場チケットのプレゼントを行っています。詳しくは こちらへ。

 

 

2019年1月 2日 (水)

パイオニア交響楽団第31回定期演奏会・5

2019年1月6日 PM2:00開演  会場・ティアラ江東
指揮 黒岩英臣
曲目 J.シュトラウスⅡ 喜歌劇「こうもり」序曲、エネスコ ルーマニア狂詩曲第1番
    ワーグナー ジークフリート牧歌、R.シュトラウス 楽劇「ばらの騎士」組曲
今回のメイン曲はリヒャルト・シュトラウスの楽劇「ばらの騎士」組曲です。
この曲は、組曲といっても切れ目無く、ほぼ楽劇のストーリーに沿って編曲されています。
この組曲は、作曲者自身が編んだのか、他の人が編んだ作品なのか定かではありません。曲と曲の繋ぎが時々強引だったり、ちょっと不細工だったりという事を考えると、作曲者自身のものでは無いように思えますし、その説が有力のようです。
曲は、楽劇冒頭のホルンのメロディからはじまり第2幕の銀のばらの献呈場面、オクタヴィアンとソフィーの逢引きが捕まる場面、オックスのワルツ、第3幕の元帥夫人とオクタヴィアン、ソフィーの三重唱、オックスが退場する際のワルツ、そしてオクタヴィアンのモチーフを用いたオリジナルのコーダという順番で演奏されます。
そして何といってもハイライトはワルツ。今回はヨハン・シュトラウスのウィンナ・ワルツを含んだ「こうもり」序曲も演奏しますが、同じワルツでもリズムが少し違うところを見て頂ければ幸いです。
リヒャルト・シュトラウスの曲は、演奏がとても難しく、シュトラウス自身が「私の譜面に書いてある音全てを演奏する必要はない」と言っているほど。名曲が多いにもかかわらず、アマチュア・オーケストラには敷居が高いのは、技術的な難しさと編成の大きさです。その中では、この「ばらの騎士」の組曲は比較的取り組み易い曲です。冒頭から暫くは混沌とした音楽が続きますが、途中からはとてもロマンチックなメロディやワルツが使われ、わかり易くもなっています。
というわけで、練習時には、この混沌とした部分に練習が割かれて最後まで行かなかった事もしばしばありました。指揮者の黒岩先生はワルツが大好きなので、後半のワルツをいかに楽しく聴かせるかに重心が移ったので結局はバランスが取れたようには思います。
難しい曲ではありますが、本番は楽しく演奏する事を心がけて臨みたいと思います。
チケットは先着で差し上げてます。こちらへ。残りは少ないですがまだ間に合います。

2018年12月28日 (金)

パイオニア交響楽団第31回定期演奏会・4

2019年1月6日 PM2:00開演  会場・ティアラ江東
指揮 黒岩英臣
曲目 J.シュトラウスⅡ 喜歌劇「こうもり」序曲、エネスコ ルーマニア狂詩曲第1番
    ワーグナー ジークフリート牧歌、R.シュトラウス 楽劇「ばらの騎士」組曲
さて、第31回定期演奏会の後半1曲目は、ワーグナーのジークフリート牧歌です。
今回の選曲では「バラの騎士」の組曲をやろうという事になったわけですが、この曲20分程度で短い。しかしながら中プロで演奏するには難しいので、他にメイン曲を選ぶと負担が大きすぎる。という事で4曲プログラムとなったわけですが、「こうもり」「ルーマニア狂詩曲」「バラの騎士」の3曲は結構派手な曲なので、少々静かな曲を選ぼうという事で白羽の矢があたったのがワーグナーのジークフリート牧歌でした。
ジークフリート牧歌は、ワーグナーに詳しい方は「ニーベルンクの指環」に登場する素材が散りばめられている事がわかると思いますが、実はジークフリート牧歌の方が先に作曲されており、ここから「指環」に転用されたわけです。
ワーグナーは、リストの娘であり、19世紀最大の指揮者であったハンス・フォン・ビューローの妻でもあったコジマとようやく結婚し、長男ジークフリートが誕生した喜びで、1870年にコジマの誕生日の12月25日にサプライズ・プレゼントとして作曲した曲が、この「ジークフリート牧歌」でした。
ワーグナー邸の台所でチューニングをした楽団員が、曲がり階段に並び、コジマが起きた7時30分から演奏をはじめ、コジマは非常に感激したというエピソードがある、ワーグナーの愛情表現の音楽です。
従って、初演はクラリネットとホルンは2本ですが、フルート、オーボエ、ファゴット、トランペットは1本ずつ。弦楽器も5人で演奏できるように作られています。
これを、今回は大きな編成で演奏します。(勿論管楽器は指定の人数ですが)
なかなかアマチュアオーケストラでは取り上げられることの少ない曲なので、コントラバスは途中多少眠たくなりますが(秘密です)、とても素晴らしい曲です。他の3曲とは全く異なる心が浄化されるような曲です。
チケットは先着で差し上げてます。こちらへ。残りは少ないですがまだ間に合います。

2018年12月 9日 (日)

パイオニア交響楽団 第31回定期演奏会・2

所属するパイオニア交響楽団の第31回定期演奏会は、何と!まだ松の内の2019年1月6日(日)にティアラ江東 大ホールで行われます。

幕開けの1曲目は、ニューイヤーという事を意識したヨハン・シュトラウス二世の喜歌劇「こうもり」序曲。「こうもり」は数あるウィーン・オペレッタの中でも最高の作品と言われるものでドイツ、オーストリアなどでは大晦日恒例の出し物となっています。
序曲も、大変に素敵な曲でシュトラウスの代表作のひとつと数えられています。
「こうもり」序曲は、オペレッタの中のメロディがふんだんに使われていてとても楽しい曲です。
序奏部の冒頭は飛び跳ねるようなフレーズで始まり、次いでオーボエのメロディで第3幕の三重唱のメロディが奏でられます。第2幕のフィナーレの6時を知らせる鐘の音が響くと第2幕終盤の舞踏会のワルツ、その後には第1幕の三重唱など次々と劇中のメロディが演奏されます。
実は、この曲は昨日12月8日にパイオニア交響楽団が出演した小江戸川越音楽祭で演奏した曲のひとつ。この時の指揮者はいつもトレーナーをお願いしている高橋先生。定期演奏会の指揮の黒岩先生のお弟子さんのひとりではありますが、曲の解釈は随分違っていて比較的オーソドックス。黒岩先生はいつも独特の音楽作りをされるので、短期間の違う指揮者による本番2回というのは結構難しいものだという事を味わいそうです。
とにかく華やかな世界が表現できれば成功と思っています。

2018年12月 8日 (土)

パイオニア交響楽団第31回定期演奏会・1

所属するパイオニア交響楽団の第31回定期演奏会は、何と!まだ松の内の2019年1月6日(日)にティアラ江東 大ホールで行われます。

正月明けは、毎年各オーケストラがニューイヤーコンサートをやったり、毎年ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団が来たり、年末の第九から続く荒稼ぎの時期に、私たちのようなアマオケが演奏会というのも身の程知らずかもしれませんが、昨今のホール事情で、抽選でそこしか取れなかったからなんですけどね。
第30回も正月明けの8日だったので、アンコールでラデツキー行進曲やったりちょっと正月を意識しましたが、今回もウィーンの香りが少し強めのドイツ・オーストリア系の音楽でプログラムを組んでいます。しかも4曲プロ・・・
1曲目 モロ正月向けプロ  ヨハン・シュトラウス二世の喜歌劇「こうもり」序曲
2曲目 第二次大戦前にドイツが併合したオーストリア=ハンガリー帝国の領土だったルーマニアをテーマとした エネスコのルーマニア狂詩曲第1番
休憩はさんで
3曲目 正しくドイツを代表する作曲家 ワーグナーの ジークフリート牧歌
4曲目 これもドイツを代表する作曲家 リヒャルト・シュトラウスの楽劇「ばらの騎士」組曲
です。指揮は黒岩英臣氏
チケットは先着で差し上げてます。こちらへ。

2018年1月 4日 (木)

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会のご案内・5

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会 
1月8日(祝) 午後2:00開演
新宿文化センター 大ホール
ピアノ 黒岩悠   指揮 黒岩英臣
レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より ワルツ「舞踏会の妖精たち」
シューマン ピアノ協奏曲
ラフマニノフ 交響曲第2番

ラフマニノフの交響曲第2番の第3楽章は三部形式の緩徐楽章です。ラフマニノフらしい非常に美しいメロディの楽章になっています。ヴィオラによる三連符をベースに奏でられるヴァイオリンによる流麗なメロディからはじまり、クラリネットのソロによるノクターン風の静かな旋律が次に流れていきます。22小節にわたるこのクラリネットのメロディはクラリネット奏者の醍醐味とも言えましょう。そこに他の木管楽器が重なって冒頭の弦楽器のメロディも加わっていきます。クライマックスではメロディと三連符の綾なす音楽がうねります。
中間部は第1楽章のモットーが変形してあらわれ、クライマックスを形成した後静寂へと進み全休止。再現部ではヴァイオリンのソロが用いられ静かに消え入るように終わります。

第4楽章はソナタ形式の総括的な楽章です。第1主題はメロディよりもリズムによるエネルギッシュさを感じる旋律で管楽器による行進曲風の部分を挟んで主題が繰り返され、ホ長調からニ長調に転調。第2主題は甘美なメロディですが力強さを併せ持つものです。途中第3楽章の旋律がわずかに浮かび上がりますが、すぐに元に戻っていきます。展開部は第1主題を変形してクライマックスに向けて、高揚していきます。第2主題が雄大に演奏されてコーダへと突入。第1主題のリズムを中心にラフマニノフ終止で終わります。

全ての楽章に優美なメロディが散りばめられていますが、それを単なる優美さのみでなくて、様々なスタイルで表現していくのがラフマニノフらしい曲です。

チケットプレゼント受付中 こちら です。

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