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2018年1月 4日 (木)

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会のご案内・5

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会 
1月8日(祝) 午後2:00開演
新宿文化センター 大ホール
ピアノ 黒岩悠   指揮 黒岩英臣
レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より ワルツ「舞踏会の妖精たち」
シューマン ピアノ協奏曲
ラフマニノフ 交響曲第2番

ラフマニノフの交響曲第2番の第3楽章は三部形式の緩徐楽章です。ラフマニノフらしい非常に美しいメロディの楽章になっています。ヴィオラによる三連符をベースに奏でられるヴァイオリンによる流麗なメロディからはじまり、クラリネットのソロによるノクターン風の静かな旋律が次に流れていきます。22小節にわたるこのクラリネットのメロディはクラリネット奏者の醍醐味とも言えましょう。そこに他の木管楽器が重なって冒頭の弦楽器のメロディも加わっていきます。クライマックスではメロディと三連符の綾なす音楽がうねります。
中間部は第1楽章のモットーが変形してあらわれ、クライマックスを形成した後静寂へと進み全休止。再現部ではヴァイオリンのソロが用いられ静かに消え入るように終わります。

第4楽章はソナタ形式の総括的な楽章です。第1主題はメロディよりもリズムによるエネルギッシュさを感じる旋律で管楽器による行進曲風の部分を挟んで主題が繰り返され、ホ長調からニ長調に転調。第2主題は甘美なメロディですが力強さを併せ持つものです。途中第3楽章の旋律がわずかに浮かび上がりますが、すぐに元に戻っていきます。展開部は第1主題を変形してクライマックスに向けて、高揚していきます。第2主題が雄大に演奏されてコーダへと突入。第1主題のリズムを中心にラフマニノフ終止で終わります。

全ての楽章に優美なメロディが散りばめられていますが、それを単なる優美さのみでなくて、様々なスタイルで表現していくのがラフマニノフらしい曲です。

チケットプレゼント受付中 こちら です。

2018年1月 2日 (火)

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会のご案内・4

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会 
1月8日(祝) 午後2:00開演
新宿文化センター 大ホール
ピアノ 黒岩悠   指揮 黒岩英臣
レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より ワルツ「舞踏会の妖精たち」
シューマン ピアノ協奏曲
ラフマニノフ 交響曲第2番

ラフマニノフの交響曲第2番は1時間弱という長大な曲です。チャイコフスキーの系統を引く音楽であるという事は間違いありませんが、ユニゾンによるメロディの厚みを特徴とするチャイコフスキーと違って、メロディの裏では、様々な楽器が色々な事をやらされるので、合奏が非常に難しい曲です。特に弦楽器の内声(2nd violinとviola)の動きに気をつけて聞いてみると、その真価というか工夫というか、ちょっとゴチャゴチャしすぎというか・・・面白さがわかると思います。

第1楽章は、チェロとコントラバスによる全曲を通して使われるモットーから始まります。そして大きなうねりの繰り返しとなる長い序奏部があります。ここでは弦楽器と木管楽器が少しずつずれながら動機を演奏して序奏内でのクライマックスを作っていきます。

第1主題は木管の導入の後にヴァイオリンで演奏されますが非常に短い主題です。しかも主題の途中に2回もリタルダンドがあるという変わった主題提示です。目立たないですが、この提示部の間35小節の間ずっとヴィオラが刻みを弾いているのですが(コントラバスは変拍子的なピチカートで体力的には楽です)ホントご苦労さまです。それが終わると直ぐに、テンポを上げていきなり低音楽器から今までと全く無関係な三連符をともなうフレーズが静けさを破ります。その後はこの三連符を重要なファクターとして動きのあるパートを過ぎて、第1楽章の最も美しいメロディが出てクライマックスを形成して主題部を終わります。

展開部はヴァイオリンのソロのモットー動機の変形メロディが出て、クラリネットへと受け継がれていきます。クライマックスを形成して再現部に入り第1主題、第2主題、序奏でのヴァイオリンの動機が展開され、コーダは第1主題の断片によって暗い短調のまま閉じられます。

第2楽章はスケルツォ楽章でA-B-A-C-A-B-A-codaという構成になっています。
Aの部分はグレゴリオ聖歌の「怒りの日」に由来する主題をホルンが奏でるリズミカルな部分になります。
クラリネットのソロからテンポを落としBの部分に入ります。ここは一転してメロディックな部分になります。
Aの部分に戻った後は、スケルツォの終止があり、Cの中間部に入ります。ここでは全く曲調が変わり落ち着きの無い音楽に入ります。多分この部分がこの曲できちんと聞かせるのが一番難しい部分でしょう。
行進曲風になって、またスケルツォに戻ります。コーダでは金管のコラール風の旋律が表れて静かに楽章を閉じます。

----to be contunued

2017年12月25日 (月)

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会のご案内・2

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会 
1月8日(祝) 午後2:00開演
新宿文化センター 大ホール
ピアノ 黒岩悠   指揮 黒岩英臣

演奏会2曲目の演目はシューマンのピアノ協奏曲です。

シューマンは、ピアニストを目指していましたが練習のし過ぎで指を痛め、ピアニストの道を断念。その後作曲家や評論家として活躍しました。
 シューマンはある一定の年に、同じ
ジャンルの曲を集中的に作曲すると言う性癖を持っていました。後年精神を病んでしまったわけですが、こういう偏執っぽい性格はその予兆だったのかもしれません。

 1840年は「リーダークライス」「ミルテの花」「女の愛と生涯」「詩人の恋」というシューマンの代表的な歌曲の殆どを作曲し、歌曲の年と言われています。また、1842年は室内楽の年と言われ、3曲の弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲作曲されました。その間の1841年は管弦楽の年と言われ、交響曲第1番、第4番と序曲、スケルツォとフィナーレ、ピアノと管弦楽のための幻想曲などを作曲しています。このピアノと管弦楽のための幻想曲に手を加え、第2、第3楽章を付け加えて1845年に完成させたのが、ピアノ協奏曲です。

 ドイツ・ロマン派の時代は、サラサーテやヨアヒム、アウアーといったヴァイオリンのヴィルトーゾがいて彼らのためにという事でヴァイオリン協奏曲の名曲が多く誕生しています。メンデルスゾーン、ブラームス、ブルッフなどの名曲があります。ところがピアノ協奏曲の方はというと、古典派のベートーヴェン以降ドイツ系の名曲が殆どありません。ドイツの周辺国ではリスト、ショパンといった名ピアニストはいますが、彼ら自身作曲家としても有名なため単なるヴィルトーゾとは違う存在です。

 という事で、このシューマンのピアノ協奏曲はドイツ・ロマン派を代表するピアノ協奏曲になります。

 

 元々、第1楽章は幻想曲として作曲されたため、通常のピアノ協奏曲と構成は異なっています。
 第1楽章は短い序奏があります。イ短調の曲にもかかわらず、最初に強奏される音は属音のミの音。それに続いてピアノがソロで短い序奏を奏で、オーボエによって第1主題が演奏されます。
 展開部は自由な形式になっていて、再現部のカデンツァもシューマン自身が作曲しています。コーダは冒頭の第1主題の動機ドーシラが表れて、イ短調の和音で閉じます。

 第2楽章は間奏曲と題された静かな曲でクライマックスらしきものはなく、第1楽章の動機が短調から長調に変化して第3楽章に休み無く入っていきます。

 第3楽章はリズムが主体の華やかな楽章。シューマンらしく凝ったつくりになっているので、ピアノとオーケストラの掛け合いがとっても難しい楽章です。 

先着10組をご招待。こちら

 

 

2017年5月 3日 (水)

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会・1

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会
2017年5月20日 14:00 開演 新宿文化センター
指揮 黒岩英臣

今回は、ズッペの「軽騎兵」序曲、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」、ドヴォルザークの交響曲第8番という超有名曲ではないけれど、それなりに知られている曲の集まりになりました。

第1曲目は、ズッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲です。
ズッペのオペレッタは、大正時代の浅草オペラで上演された「ボッカチオ」が脚光を浴びていた時代もありましたが、近年は殆ど上演されません。
僅かながら今回演奏する「軽騎兵」や「詩人と農夫」の序曲が演奏される機会があるぐらいでしょうか。

「軽騎兵」序曲は、高校1年の時の演奏会の前プロで演奏した曲です。つまり楽器を始めて半年の演奏会でメイン曲のベートーヴェンの交響曲第7番と共に演奏したわけです。生まれて初めての演奏会にしては、とってもレアな曲だったようです。

但し、この曲は、序曲自体に明確なストーリー性を持たせた曲のため、非常にわかりやすい曲です。冒頭のファンファーレから始まり、これから戦いに向かうという序奏と戦いの描写、そこへ軽やかに軽騎兵が飛び込んで行く。やがて戦いも終盤になり、死者への弔いの音楽へと変わって行きます。そして、軽騎兵は戦場から引き上げ、勝利の讃歌を高らかに謳って終わる、という音楽です。

演奏上のキモは、やっぱり金管楽器の活躍、軽騎兵の軽い足取りの表現と重い弔いの音楽の表現の違いをテンポ以外の音色や奏法でいかにうまく表現できるかでしょう。

ちなみに軽騎兵とは、小型のアラブ馬に乗り剣を拐帯し、主に斥候や奇襲などを行った兵士の事だそうです。

2017年4月23日 (日)

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会ご招待

私の所属するパイオニア交響楽団の演奏会のご案内です。

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会
日時 2017年5月20日(土) 14:00開演
会場 新宿文化センター 大ホール
指揮 黒岩英臣
曲目 ズッペ 喜歌劇「軽騎兵」序曲
    チャイコフスキー バレエ組曲「眠りの森の美女」
    ドヴォルザーク 交響曲第8番ト短調
全席自由席 1,500円
※先着10組をご招待致します。応募はhttp://www.bassmidi.com/bassist/now.html から。

軽騎兵序曲は、私個人としては楽器を始めた高校1年の初めての演奏会の前プロ。実に40数年ぶりの演奏。短い序曲の中に物語があるという交響詩っぽい序曲です。
眠りの森の美女は、チャイコフスキー三大バレエの中で最後に残された、今回唯一の初演奏の曲。
ドヴォルザークは「新世界より」と並ぶ人気の高い曲で、イギリスの出版社によって出版されたため「イギリス」という標題で呼ばれていた時代もありましたが、ドヴォルザークの交響曲の中では最もチェコの雰囲気を強く持つ曲です。

2016年6月28日 (火)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会のご案内・2

7月17日にティアラ江東大ホールでパイオニア交響楽団第28回定期演奏会が開催されます。
前半が ボロディンの歌劇「イゴーリ公」序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、後半がブリテンのシンプル・シンフォニーとバーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンスです。

ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲が3大ヴァイオリン協奏曲と呼ばれていますが、その3曲に負けずとも劣らない人気を誇るのが、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。

同じチャイコフスキーのピアノ協奏曲がニコライ・ルービンシュタインに演奏不能と言われたのと同様に、このヴァイオリン協奏曲も当時ロシア最高のヴァイオリニストだったアウアーに「演奏不能」と言われて初演を拒否しました。これを救ったのがヴァイオリニストのアドルフ・ブロッキーでした。

ブロッキーの初演は、初演を指揮したリヒターも演奏したウィーン・フィルもこのロシア臭い曲に理解を示さなかった為に散々な出来でした。それでも、ブロッキーは、この曲をあちこちの演奏会で取り上げ続け、やがてチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、ヴァイオリン協奏曲史上最も人気ある曲のひとつとなりました。ブロッキーがいなければ、この曲は忘却の彼方だったのでしょう。

第1楽章は1st ヴァイオリンの弱奏による導入主題からはじまり、第1主題の断片が演奏された後、独奏ヴァイオリンが第1主題をカデンツァ風に奏でるところから始まります。第2主題は叙情的な旋律で、展開部はオーケストラの強奏ではじまり最後にカデンツァが演奏されます。再現部も静かに始まり、やがて次第に高まっていきチャイコフスキーらしく力強く終結します。

第2楽章は弦楽器は弱音器をつけて演奏します。憂いを含んだ旋律で終始します。最後は第3楽章の第1主題の断片を演奏し、そのまま切れ目無く第3楽章に突入します。実は、ここで演奏上の問題点があります。
この第3楽章の断片は最後は低弦のみが残って演奏するのですが、終楽章は冒頭からこの断片を使った勢いのある導入部になるのですが、弱音器ははずす必要があります。ヴァイオリンの弱音器と異なり、コントラバスの弱音器はどんなに急いでも外すのに1秒以上かかるので、つまり第2楽章と第3楽章の間では弱音器は外せないという事・・・・という事で、我々コントラバス軍団は2楽章最後の休符の時に半分、第3楽章の導入部が終わったところで半分という具合に、分けて外す事にするわけです。

第3楽章はロシアの舞曲トレパークに基づく音楽。非常に快活で激しい音楽です。

ヴァイオリン協奏曲の場合、オーケストラが最も気を使うのが音量です。プロの奏者でソロを弾くようなヴァイオリニストは、オーケストラのヴァイオリン奏者の2倍以上の音量は平気で出せますが、それでもオーケストラのヴァイオリンは10人以上。弦楽器全部を合わせると30人近い人数になるので、さすがにアマチュアのオーケストラが大きな音で演奏すれば、ソロは掻き消されてしまいます。
楽譜にフォルテ!と書いてあっても、ソロが主役の場所と、オーケストラのみの場所では全く音量を変えなければならないわけです。

アマチュアのオーケストラの場合、そこをキチンと弾き分けて演奏できるかが音楽を理解して演奏しているか否かを見極めるポイントになるでしょうね。

2016年6月19日 (日)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会のご案内・1

7月17日にティアラ江東大ホールでパイオニア交響楽団第28回定期演奏会が開催されます。
前半が ボロディンの歌劇「イゴーリ公」序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、後半がブリテンのシンプル・シンフォニーとバーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンスです。

第1曲目は、ボロディンの歌劇「イゴーリ公」序曲です。「イゴーリ公」といえば、「ダッタン人の踊り」が非常によく知られていて、演奏会でも人気曲のひとつですが、今回は序曲を演奏します。

ボロディンはロシア五人組のひとりで、アマチュア作曲家でした。本業は医者、化学者でサンクト・ペテルブルク大学の教授でもありました。化学の分野ではボロディン反応に名前を残しています。という事で、非常に多忙だった事もあって、残した作品も少なく、多くの曲が未完成で残されています。結局歌劇「イゴーリ公」も完成する事無く、後にリムスキー=コルサコフとグラズノフによって完成されています。

私はボロディンの曲は今まで2曲の演奏経験があります。1曲は「ダッタン人の踊り」でもう1曲が交響詩の「中央アジアの草原にて」です。実は、コントラバスにとっては、この2曲は殆どが頭打ち(小節の1拍目を打って拍をハッキリする)で、ちょっと練習すれば簡単に弾ける曲なので、同じように考えていたのですが、この「イゴーリ公」序曲は非常に難しい曲でした。実は、この序曲を完成させたのが、グラズノフだったという事も関係しているのかもしれません。

ゆったりとした短い序奏があって、主題部に向かって次第にテンポを上げて行くのですが、金管楽器が2つの音を次々と受け渡していくという難しい場面です。こういう場面は、他の楽器の音を聴いてしまうと必ず遅れるのですが、さらにテンポを上げながらなので、かなりアンサンブルが難しい部分です。

テンポの速い主題があり、その後のダッタン人を髣髴とさせるクラリネットの超技巧のフレーズはボロディンらしいところ。この後がコントラバスにとっては難しい転調の連続のフレーズ。これホントに難しい。
中間部では馬に乗っている雰囲気も味わえます。

とにかく、この曲転調がやたらに多いのですが、それをチェロ・バスに引っ張らせるので大変。低音は高音よりも聴き辛いので調を明確にするのが至難の業です。

2016年5月29日 (日)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会

私の所属するパイオニア交響楽団では2016年7月17日(日)に第28回定期演奏会を行います。

今回は、前半がロシア物、後半が英米物というバラエティに富んだ曲目です。
ボロディン作曲の歌劇「イゴーリ公」序曲、チャイコフスキー作曲のヴァイオリン協奏曲、ブリテン作曲のシンプル・シンフォニー、最後の曲がバーンスタイン作曲のミュージカル「ウェストサイド物語」よりシンフォニック・ダンスの4曲です。

1曲目のボロディン作曲の歌劇「イゴーリ公」序曲。「イゴーリ公」と言えばポロヴィッツ人の踊り(別名だったん人の踊り)が非常に有名ですが、この序曲もなかなかの名曲。

2曲目のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンと並んで有名な曲。今回は、トレーナーもお願いしている東京シティフィルのコンサートマスター戸澤哲夫先生に独奏ヴァイオリンをお願いしています。

3曲目はブリテンのシンプルシンフォニー。弦楽合奏の短いシンフォニーですが、ブリテンらしいユーモアを交えながら20世紀の音楽に古典的な形式などを取り入れた曲です。

4曲目はバーンスタインの「ウェストサイド物語」よりシンフォニック・ダンス。シェイクスピアの「ロミオトジュリエット」を現代アメリカを舞台に翻案したミュージカルの音楽を演奏会用にバーンスタイン自身が編曲しなおした曲です。本格的なアメリカ物は、当オーケストラでは初めて。

会場はティアラこうとう大ホール。午後2時開演です。

2015年11月 1日 (日)

パイオニア・ミューズ・コンサート 2015

演奏会のご案内です。今回はパイオニア合唱団主催のコンサートで招待券も無いので、いつもより簡単にご紹介。

日時 2015年11月3日(祝)  午後2時開演
場所 東京芸術劇場大ホール
指揮 松岡究
演奏 パイオニア合唱団、パイオニア交響楽団
曲目
ブラームス 悲劇的序曲
ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より 前奏曲と愛の死
モーツァルト レクイエム

会社自体が縮小になって、社員団員も殆どいなくなってしまうため、パイオニア合唱団最後の演奏会だそうです。パイオニア交響楽団も、新川崎のパイオニア本社移転に伴い、現在の練習拠点では最後になります。
そういうわけで、パイオニア合唱団発足のスタートとなったモーツァルトのレクイエムが選ばれました。

前半はオケだけの演奏ですが、メインがレクイエムという事で、明るい曲が選曲できず、ブラームスの悲劇的序曲とワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死という選曲になりました。

ブラームスは、交響曲、協奏曲やハンガリー舞曲のようにピアノ曲のアレンジを除く管弦楽のための曲は僅かしか作曲しませんでした。大学祝典序曲、ハイドンの主題による変奏曲、2曲のセレナーデと悲劇的序曲です。悲劇的序曲は、「笑う序曲」と呼んだ大学祝典序曲と対になる「泣く序曲」を作曲しようと考えて同時期に作った曲です。まあ、悲劇的という程悲劇的な曲とは思いませんが、大学祝典序曲が有名な学生歌をモチーフに使ったためブラームスらしさがあまり感じられない曲ですが、悲劇的序曲はブラームスらしい構成の曲です。静かな哀しみの音楽ではなく、悲・劇的な曲です。

トリスタンとイゾルデの「前奏曲と愛の死」は、楽劇の前奏曲と、最後のシーンを合わせて管弦楽だけで演奏される曲です。冒頭に現れるトリスタン和音が物語全体を暗示します。結局は不義密通、媚薬などの登場する官能の世界と浄化というワーグナー得意のテーマを表現しているので、悲しみの音楽とは少し違うようです。

モーツァルトのレクイエムは、映画「アマデウス」でも最後に登場するようにモーツァルトの未完の作品です。第8曲の「ラクリモーサ」の8小節目まで完成してモーツァルトは亡くなってしまいました。その後多くの人によって完成されましたが、最も有名なものが今回も演奏するジュスマイヤーというモーツァルトの弟子によって補筆完成させられたものです。但し、必ずしも曲順どおり作曲しているわけではないので、この曲以前の曲もジュスマイヤーが補筆しているものもあり、これ以後の曲でもモーツァルトが作曲した部分があります。そのせいもあってか、ちょっと後半間延びしたりして前半の緊張感とは異なる雰囲気がしてしまいます。

2015年5月10日 (日)

パイオニア交響楽団第27回定期演奏会のご案内 最終

いよいよ、本日演奏会です。

昨日の最終練習、黒岩先生は練習でも手抜きが許されないのでお疲れモードです。
巧く演奏する事よりも、音楽に対する情熱を前面に出すように指導される方なので、細かく緻密にチェックしながら聴く方には、あちこちボロが発見できるとは思いますが、最後には感動してもらう事を目標にやって来ているので楽しく演奏したいと思います。今回のプログラムは、練習していても変化に富んでいてとても楽しいプログラムでした。

最近のコンサートでは、アンコールをやらないオーケストラが増えてきていますが、パイオニア交響楽団は基本的にはアンコールをやります。今回は・・・勿論秘密ですが・・・ブラームス自身が大好きだったほぼ同時代の作曲家の曲です。