アマチュア・オーケストラのお話 第4回 アマオケの収支 その1
アマチュア・オーケストラは、営利団体では無いので利益を出す必要はありませんが、活動するためにはお金が必要です。
演奏会1回単位で集まって活動する所謂一発オケは、その演奏会1回分の収支がトントンになるようにすれば良いのですが、継続的に活動している団体は、企業などと同じように1年単位で収支を見ます。それとは別に演奏会の収支をチェックしている団体も結構多いので、通常の収支と演奏会の収支を別々にご紹介していきましょう。
まずは、通常の活動における収支です。一般会計という名称で管理しているところも多いようです。
収入の殆どは団費とよばれる、団員から定期的に集めるお金です。平均的な団体では月3,000円前後の所が多いようですが、これについては団員の数に左右されます。非常に少ないですが、自治体や企業からの補助金などが受けられる団体もあります。それ以外には殆ど収入は無いと思っていただいて結構だと思います。
支出では、練習会場の費用、練習の指導者への謝礼、大型楽器の運搬費やレンタル代が殆どを占めます。企業のオーケストラで練習に会議室を使用できる場合、学生オーケストラで学内で練習できる施設がある場合は発生しませんが、それ以外の場合、公民館などの公共施設を借りる必要があります。団体の規模によって必要な練習場の広さは変わりますが、3~4時間が一枠で数千円から1万円前後が通常の相場です。民間の施設ではもっと高いところもあります。
指導者は、本番を振って頂く指揮者以外に、他のプロの指揮者、プロの音楽家で1回につき2~3万円ぐらい。
大型楽器は、主にティンパニや大太鼓などの打楽器。市民オーケストラや企業オーケストラの中で、いつも同じ場所で練習が出来て、その場所に楽器を保管できる団体は費用は発生しませんが、楽器を所有していても練習場がその時によって異なる場合は運搬費が発生しますし、楽器を所有していない団体はその都度レンタル代が発生します。
上記の3つの経費が一般会計の主たる費用になります。その他の費用としては、団体によってはコントラバスなどの大型楽器所有者の練習場での駐車場代を団体の負担にしている所も少なからずありますし、打楽器をはじめ楽器を所有している団体では維持費がかかったりします。
つまり、収入は団員の人数によって増減がありますが、支出は人数の増減に関わらず発生する固定費的なもので占められているという事になります。





















