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2025年7月31日 (木)

7月31日 名曲100選 海外のポップス篇・100 明日に架ける橋

「明日に架ける橋」(Bridge over Troubled Water)はサイモン&ガーファンクルが1970年に発表した曲で、彼らの3枚目の全米1位となるシングルで、彼らの最大のヒット曲となった曲です。最優秀レコード賞や最優秀楽曲賞など1971年のグラミー賞で5部門で受賞する快挙となりました。
作詞作曲はポール・サイモンで、彼がゴスペルに影響を受けて作った曲で、Billboard全米チャートで6週連続1位となり年間チャートでも1位となりました。エルヴィス・プレスリー、スティーヴィー・ワンダー、ロバータ・フラックなど膨大な数のアーティストにカバーされています。
歌詞の内容は、困難に直面した友人に対して、僕が「激流に架かる橋」となって君を助けよう、という励ましの歌です。
歌詞もそうですし、曲も、アレンジも素晴らしい曲です。

2025年7月30日 (水)

7月30日 名曲100選 声楽曲篇・100 レクイエム(モーツァルト)

モーツァルトのレクイエムニ短調は1791年モーツァルトが死の直前に作曲した死者のためのミサ曲です。結局完成を待たずにモーツァルトは死去してしまい。弟子のジュスマイヤーによって補筆完成されたものが今日演奏されています。
映画「アマデウス」でも描かれていたように、当時モーツァルトは聴衆の人気を失い貧困生活を送っていたところ、匿名の男性が訪ねてきてレクイエムの作曲を依頼され高額な報酬を前払して行きました。
そのころモーツァルトは友人の興行主シカネーダーから依頼されたジングシュピール「魔笛」の作曲の最中で、「魔笛」を急ぎ完成させ9月30日の初演に間に合わせ、その後レクイエムの作曲に取り掛かりますが、体調を崩しがちになり12月5日に亡くなりました。
モーツァルトは病床で、謎の人物に促され自分自身のレクイエムを書いているという妄想に悩まされた、とか、依頼主はモーツァルトの才能に嫉妬した作曲家サリエリだったとか、様々な憶測が語られましたが、今では田舎の領主であるヴァルゼック伯爵で、彼は当時有名作曲家に匿名で作品を作らせそれを自分の作品として発表するという行為を行っており、亡くなった妻のためにモーツァルトにレクイエムの作曲を依頼したという事がわかっています。
全部で14曲からなるレクイエムですが、モーツァルトが完成できたのは第1曲のみ。第2曲はほぼ完成していましたが、第3曲から第8曲の「涙の日」の8小節までが主要部分やスケッチのみ、第9曲と第10曲は一部のみがモーツァルトによるもので、第11曲以降は生前モーツァルトからの指示があったかどうか不明ですがジュスマイヤーやフライシュテットラーといったモーツァルトの弟子たちが作曲し完成させています。
①イントロイトゥス(入祭唱)
第1曲 レクイエム・エテルナム(永遠の安息を)  D-C#-D-E-F・・・という曲全体に渡って用いられるモチーフが静かに奏でられ、やがて合唱が入ってきます。
第2曲 キリエ 壮大な二重フーガによる合唱曲です。
②セクエンツィア(続唱)
第3曲 ディエス・イレ(怒りの日)   全曲中最も有名な曲のひとつ。非常に激しい曲です。
第4曲 トゥーバ・ミルム(奇しきラッパの響き)  トロンボーンに導かれてバスが最後の審判について歌って始まり4人のソリストに歌い継がれていきます。トロンボーンのソロとして有名な曲です。
第5曲 レックス・トレメンデ(恐るべき御稜威の王)  厳正な裁きを行う王=神の威厳を表現した堂々たる曲
第6曲 レコルダーレ(思い出したまえ)  イエスへの慈悲を願う穏やかな曲
第7曲 コンフターティス(呪われし者)  映画アマデウスでサリエリがモーツァルトの指示に従って譜面をおこす場面で使われた曲。激しく始まり静かに終わります。
第8曲 ラクリモサ(涙の日) この曲の途中8小節目がモーツァルトの絶筆と言われています。最後はアーメンで閉じられます。
③オッフェルトリウム(奉献唱)
第9曲 ドミネ・イエズ(主、キリストよ)  合唱、四重唱ともにポリフォニーとフーガが多用された曲です。
第10曲 オスティアス(賛美の生贄)  ホモフォニックな合唱曲。最後は全曲のフーガが再現されます。
④サンクトゥス(聖なるかな)
第11曲 サンクトゥス(聖なるかな) 唯一のシャープ系のニ長調の曲。途中のホザナからフーガになります。
第12曲 ベネディクトゥス(祝福された者)  全曲中最も明るい色調の曲。最後はホザナのフーガが再現されます。このあたりはちょっと冗長な感じがしてモーツァルトっぽく無い曲だと感じます。
⑤第13曲 アニュス・デイ(神の小羊)  生贄を歌う厳粛な曲です。
⑥第14曲 コンムニオ(聖体拝領唱) 冒頭のイントロイトスとキリエの音楽へ回帰しながら壮大なフーガで全曲を閉じます。

2025年7月29日 (火)

7月29日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・100 Everything

「Everything」は2000年10月に発売されたMISIAの7枚目のシングルです。フジテレビ系のドラマ「やまとなでしこ」の主題歌になりオリコン通算4週の1位の大ヒットとなりました。
現時点で、2000年代に発売された女性アーティストのシングルとしては最大の売上を記録し、男性アーティストを含めても4位であり、また20世紀最後のミリオンセラー曲でもあります。
当時、私は仕事の関係でレコード会社BMGジャパンと取引しており、先方の部長と飲んだ時に「MISIA」という物凄い歌手がデビューするよ、と聴かされちょっと注目していました。それから数年後にこの曲で大ブレーク。やっぱり専門家の目は大したものだと思ったものです。
とにかく広い声域(5オクターヴとも言われています。広瀬香美の4オクターヴでも凄いのにバケモノです(笑))と声量、そして情感溢れる歌い方。現代の日本が誇る実力派歌手でしょう。

2025年7月28日 (月)

7月28日 名曲100選 協奏曲篇・100 ピアノ協奏曲第2番(ラフマニノフ)

いよいよ名曲100選シリーズ 第2シーズンの最終週になりました。
一応、各ジャンルで一番推しの曲を選んだつもりです。
協奏曲では、かなりベタですがラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18を選びました。
ラフマノニフは1897年の交響曲第1番の初演が大失敗に終わり、神経衰弱となり自信喪失となってしまい、殆ど作曲が出来なくなってしまいました。その後精神科医のニコラス・ダーリの治療を受け徐々に回復していき1900年秋から1901年の春にかけて作曲したのがピアノ協奏曲第2番で、この曲の大成功によって、ラフマニノフは作曲家として復活する事になったわけです。
伝統的な3楽章で構成されています。
第1楽章 冒頭の有名なピアノ独奏はロシア正教の鐘の音を模した和音をクレッシェンドしながらピアノが打っていく導入部の後、第1主題が歌われます。第2主題はピアノのよって提示される抒情的な音楽です。展開部は両方の主題を利用していますが目まぐるしく雰囲気を変えて進みクライマックスを築いて再現部に入ります。コーダ自体は長くはありませんが、そこへ向かう音楽がワクワクさせるものになっています。
第2楽章 弦楽合奏によって始まる神秘的な音楽です。ピアノのアルペジオにのってフルートが主題を提示ていきます。これがクラリネット、ピアノ、ヴァイオリンへと受け継がれていきます。最後は管楽器が消え、やがて弦楽器も消えてピアノだけになって終わりますが、その直前のピアノの和音とオーケストラのメロディの部分が非常に美しいと思います。
第3楽章 第1楽章から引き出されるメロディによって始まり、第1主題はスケルツォ的な音楽、第2主題は抒情的な音楽。これらが変奏曲のように形を変えて進行していきます。ピアノのカデンツァの後のコーダではこれらの主題が絡み合いながら、最後はラフマニノフ休止で曲を終えます。
私個人が複数回演奏したピアノ協奏曲はこの曲とシューマンのピアノ協奏曲のみですし、ピアノ協奏曲はヴァイオリン協奏曲などに比べて、ソロが聞こえにくいなどの理由で無理に音量を抑えさせられてフラストレーションがたまる事が少ないので演奏するのはとっても好きです。
ただし、ピアノ協奏曲はアマチュアのオーケストラにとって結構敷居が高いので頻繁に演奏する事ができないという事もあって、全体的にも機会は多くありません。敷居が高い原因は、練習場の問題(ピアノを常設している練習場が必要)、勿論ソリストのギャラの問題などです。

2025年7月27日 (日)

7月27日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・99 シンフォニック・ダンス~ウェストサイド物語

「ウェストサイド物語」は1957年に初演されたブロードウェイ・ミュージカルです。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、当時のニューヨークの世相を盛り込んでモンタギュー家とキャピュレット家をポーランド系アメリカ人のジェット団とプエルトリコ系アメリカ人のシャーク団という2つの非行少年グループに置き換えた作品。
音楽はレナード・バーンスタインが担当しました。
このミュージカルの中から主要曲を集めて編曲したのが「シンフォニック・ダンス」で1961年2月に初演されました。
シンフォニック・ダンスは切れ目なく演奏される組曲で、プロローグ、サムウェア、スケルツォ、マンボ、チャチャ、出会いの場面~クール~フーガ、ランブル、フィナーレの8曲で構成されます。
オーケストラのための組曲なので、歌はありませんが、唯一、演奏者が「マンボ~」と2回叫ぶ場面があります。
またフィンガーー・クリップ(指パッチン)もあって、これを演奏する前はできなかったのですが、真剣に練習して、音が出るようになりました。
やっぱり演奏者にとっても、非常に楽しい曲でした。

2025年7月26日 (土)

7月26日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・99 ふたたび(千と千尋の神隠し)

「ふたたび」はジブリアニメ「千と千尋の神隠し」の挿入曲のひとつ。
「千と千尋の神隠し」は久石譲が音楽を担当していますが、主題歌は「もののけ姫」に感銘を受けて宮崎駿に送った木村弓作曲の「いつでも何度でも」が採用され、それ以外の楽曲は全て久石譲によるものです。
「あの夏へ」「あの日の川」など素敵な曲がたくさんありますが、物語のエンディング近く、ハクが自分の名前を思い出すシーンで流れる「ふたたび」が一番のお気に入りです。ハクが千尋を乗せて空を飛ぶシーンがこの作品のクライマックスになっています。

2025年7月25日 (金)

7月25日 名曲100選 器楽曲篇・99 ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」

ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13は、ベートーヴェン初期の最高傑作のひとつと言われています。作曲されたのは1798年から99年にかけてと考えられており、まだ作曲をするピアニストから作曲家と認められるようになった段階で、主だった管弦楽の曲はこれ以降の作品になります。
既にこの頃には難聴はかなり進行していました。要するにベートーヴェンは作曲家としてのキャリアのほとんどを難聴及び聴覚を失った中で積んでいったわけです。
ピアノ・ソナタ第8番の「悲愴」という標題は初版譜の表紙に掲載されたもので、本人の発案かどうかは別にしても本人の了解のもとに付けられたと言われています。ベートーヴェンのピアノソナタの中でベートーヴェン自身が関与した標題は、ナポレオンの侵攻によってウィーンを離れる事となったパトロンであり友人でもあったルドルフ大公への別れのために作曲された第26番「告別」と「悲愴」の2曲のみです。
曲は3つの楽章から構成されています。
第1楽章は、長く沈鬱な重々しい序奏から始まります。この序奏は展開部やコーダにも出てきます。
主部は左手のトレモロに乗って緊張感あふれる急速な上行形の第1主題から始まります。この楽章に出て来る主題はどれも緊迫感のあるものになっています。コデッタがクライマックスに到達したところで序奏の音楽が現れ、第1主題による短いコーダで終結します。
第2楽章は、ベートーヴェンの中でも指折りの音楽という評価もある、物憂げな美しいメロディに彩られた楽章です。中間部は3連符の伴奏の上に変イ短調ながら安らぎを感じさせる音楽が展開されていきます。この楽章は「幻想のアダージョ」などの名称でイージーリスニングの曲としてもアレンジされています。
第3楽章は、ドラマチックな要素を排した洗練された音楽です。最後は、静かに収まるかと思いきや、突如フォルティシモになって曲を終えます。

2025年7月24日 (木)

7月24日 名曲100選 海外のポップス篇・99 青春の輝き

「青春の輝き」(I Need to Be in Love)はカーペンターズが1976年に発表した楽曲。発売当時はBillboard全米チャートで25位、日本ではオリコン62位でした。
個人的にカーペンターズの曲の中で最も好きな曲でしたが、その頃は日本でもアメリカでもカーペンターズ人気はピークを過ぎていて大きおなヒットにはならず残念な思いをしていました。ヴォーカルのカレン・カーペンターも最も好んだ曲だったそうです。
カレンは拒食症で1983年に逝去してしまいましたが、1995年にテレビドラマ「未成年」のエンディングテーマに用いられ、注目を浴び、オリコンの5位の大ヒットとなりました。これを受けて日本向けに編集して発売されたベスト・アルバム「青春の輝き~ベスト・オブ・カーペンターズ」は230万枚を超える売り上げを記録しています。
そんな事情から日本では特に知られる曲となり、多くのカバーが生まれています。

2025年7月23日 (水)

7月23日 名曲100選 声楽曲篇・99 子供の不思議な角笛

「子供の不思議な角笛」はマーラーが作曲した10曲からなる歌曲集です。
「歌曲集」といっても、元々はひとつの歌曲集として作曲されたわけではなく、別々に作曲されたものを出版に際してまとめたものです。
1892年に第1曲から第4曲が作曲され、1893年に第5曲から第7曲が作曲されました。その後第8曲から第10曲が作曲され1899年に出版されました。
テキストはドイツの文学者アルニムやブレンターノがドイツの民族的な童謡などを収集した詩集「子供の不思議な角笛」を基にしています。
マーラーの「子供の不思議な角笛」はちょっと複雑で(元々歌曲集として作曲されていないため)、同テキストから作曲された他の曲もあってこれらが曲集に入れられたりはずされたりと、演奏会や録音によって異なる組み合わせになる場合もあります。
10曲は
1.歩哨の夜の歌  2.むだな骨折り  3.不幸な時の慰め  4.この歌を作ったのは誰?
5.この世の生  6.魚に説教するパドヴァの聖アントニウス 7.ラインの伝説
8.塔の中で迫害されている者の歌  9.美しいラッパが鳴り響くところ
10.高い知性を賛える
また、初期の出版時には
原光  3人の天使が歌った  の2曲が存在していましたし、 天上の生 が当初含まれていましたが出版時に削除されました。
その他 死せる鼓手  と 少年鼓手 が単独に作曲されていますが、これを含める事が多いようです。
マーラーの交響曲第2番、第3番、第4番はよく「角笛交響曲」と称されますが、これは、この「子供の不思議な角笛」がモチーフとして使われているからです。
「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」は交響曲第2番の第3楽章に声楽を抜いたものがほぼそのまま使われています。
「原光」は交響曲第2番の第4楽章に転用されています。
「3人の天使が歌った」は交響曲第3番の第5楽章に転用されています。
「天上の生」は交響曲第4番の第4楽章に転用されています。

2025年7月22日 (火)

7月22日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・99 ハナミズキ 

「ハナミズキ」は2004年に発売された一青窈5枚目のシングルです。
アメリカ同時多発テロをきっかけに書かれた曲で、オリコン最高位は4位ながら125週連続のチャートインとなり、カラオケランキングでは90週連続トップ5入り、2023年に発表されたDAM誕生以来の30年間のカラオケランキングでは1位となるなど、長い期間多くの人から愛された曲となりました。
「火曜サスペンス劇場」の主題歌にも採用され、この曲を元に製作された映画「ハナミズキ」の主題歌にもなっています。

 

2025年7月21日 (月)

7月21日 名曲100選 協奏曲篇・99 チェロ協奏曲(ドヴォルザーク)

ドヴォルザークのチェロ協奏曲ロ短調op.104は1894年から1895年アメリカ時代にチェコへの帰国直前に作曲されました。
同郷のチェロ奏者ハヌシュ・ヴィハーンからの依頼で作曲したのですが、ピアノ伴奏でヴィハーンが試奏した際にソロパートが難しすぎるので修正を提案したもののドヴォルザークはそれに応じず、結局初演はレオ・スターンが務める事になりました。
その後ヴィハーンはチェコでの初演を担当して、この曲を献呈されています。
ドヴォルザークの故郷であるボヘミアの音楽と黒人霊歌やアメリカン・インディアンの音楽を見事に融合させた数多くの協奏曲の中でも傑作のひとつと言われています。
第1楽章 協奏ソナタ形式。序奏は無く、いきなりクラリネットが第1主題を奏でて始まります。第2主題はホルンによって提示される穏やかなメロディ。オーケストラがこれらの主題を提示し独奏チェロが第1主題を奏でて登場してきます。コーダは第1主題を使った短いものです。
第2楽章 三部形式。 非常にのどかなメロディを主題とする緩徐楽章。主題は木管で提示されチェロが引き継ぎ、続いてチェロと木管の掛け合いで進行していきます。中間部は打って変わってオーケストラの激しい強奏で始まりト短調の物悲しいメロディが歌われます。これはドヴォルザーク自身の歌曲「一人にして」によるもの。最後は穏やかに楽章を終えます。
第3楽章 自由なロンド形式 ボヘミアの民族舞曲風のリズムの上で黒人霊歌風の旋律が奏でられるこの曲の特徴を顕著に表したロンド主題で始まります。この楽章の秀逸なのはその後に出て来る2つの副主題の溌剌とした美しさです。最後に第1楽章の第1主題が回想され、テンポを上げてエンディングを迎えます。

2025年7月20日 (日)

7月20日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・98 夢のパントマイム~歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

歌劇「ヘンゼルとグレーテル」は、ドイツの作曲家フンパーディンクが1893年に作曲した全3幕のオペラです。
原作は、グリム童話ですが、オペラの内容は原作とかなり異なっています。原作では貧しい木こりの夫婦が口減らしのために故意に子供たちを森の奥に捨てる事が前提となっていますが、このオペラでは二人は森に行って道に迷って帰れなくなってしまうというストーリーで夫婦に悪意は無いため、最後に二人が帰ってきてハッピーエンドとなる展開になっています。
このオペラで最も有名なアリアが第2幕第2場で道に迷ってしまった二人が眠る前に夕方のお祈りとして歌う「夕べの祈り」です。序曲の冒頭にもこのメロディは出てきますが、この「夕べの祈り」で二人が眠りについた後、14人の天使が現れ子供たちを取り囲んで守る音楽が「夢のパントマイム」で、基本的には「夕べの祈り」の旋律がオーケストラのみで演奏される曲です。
天使の曲なので、幻想的な雰囲気の強い曲になっています。

2025年7月19日 (土)

7月19日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・98 Summer

「Summer」は映画「菊次郎の夏」のメイン・テーマです。
「菊次郎の夏」は1999年6月に公開された北野武監督作品。
生き別れた母を探す少年正男と、不良中年男菊次郎(ビートたけし)のひと夏の旅と交流を描いたロードムービーです。
テーマ曲は、久石譲が担当し、「Summer」は今や夏を表現するBGMの代表格の曲になりました。

2025年7月18日 (金)

7月18日 名曲100選 器楽曲篇・98 ベルガマスク組曲

「ベルガマスク組曲」はドビュッシーが1890年頃に作曲し1905年に改訂した4曲から成るピアノ曲集です。
「ベルガマスク」はベルガモ舞曲、或いはベルガモ風という意味。
ドビュッシー初期の作品で和声法などがマスネやフォーレといった先人の影響がみられる曲です。
第1曲 前奏曲 冒頭は旋律と低音が反進行し、中間部では教会旋法の一種エオリア旋法で作曲されています。
第2曲 メヌエット ドリア旋法で書かれた軽快な主題を持つ曲
第3曲 月の光 ドビュッシーの代表作のひとつ。終始静かに演奏される夜想曲。中間部は優雅な旋律になります。水に映える月の光なのか、雲の間から降り注ぐ柔らかい月の光なのか想像しながら聴くのも楽しい曲です。
第4曲 パスピエ。バロック舞曲で本来は8分の3拍子なのですが、当初はパヴァーヌとして書かれたので4分の4拍子になっています。

2025年7月17日 (木)

7月17日 名曲100選 海外のポップス篇・98 チキチータ

ABBAの「チキチータ(Chiquitita)」は1979年に発売された曲。
「チキチータ」はスペイン語で「小さな子」という意味の女性への愛称で、女性の友だちを慰め勇気づける内容の曲になっています。
ユニセフの慈善イベントの曲に選ばれ、国連総会の会場から世界中に中継されました。このイベントに関連して得たロイヤルティの半額(480万USドル)をABBAはユニセフに寄付し、「ウィ・アー・ザ・ワールド」と並ぶ世界で最も有名なチャリティソングのひとつとなりました。

2025年7月16日 (水)

7月16日 名曲100選 声楽曲篇・98 レクイエム(ヴェルディ)

ヴェルディの「レクイエム(マンゾーニの命日を記念するためのレクイエム)」は1874年に完成されています。
オペラ作曲家として後世に名を残したヴェルディですが、その他の分野でも作品を残しています。中でも宗教曲は晩年の「聖歌四篇」などの傑作が残されていますが、その中でも現在も頻繁に演奏されるのが「レクイエム」で、モーツァルト、フォーレの作品と並んで三大レクイエムと称される傑作です。
1868年に死去したロッシーニのためにイタリア人作曲家共同でレクイエムを作曲しようという話があり、ヴェルディは自分の担当として「リベラ・メ」を作曲しましたが、結局他の作曲家の作業が遅れたり、劇場支配人の反対などもあって計画は頓挫してしまいました。
その後1873年にイタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニが亡くなり、彼を敬愛していたヴェルディは今度は単独でレクイエムを作ることを決意して完成させたのが、この曲になります。
ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バスの独唱と混声四部合唱及び、バンダのトランペット4本を含む大規模なオーケストラの編成で、全曲を通じて演奏すると1時間半近くかかる大作です。
7つの部分から構成されています。
「怒りの日」の冒頭部分は、テレビや映画などのドラマチックな展開の場面でもよく使われています。
全体的に非常にドラマチックなため、オペラ的であるとか教会音楽に相応しくないという批判もあったようですが、現在はレクイエムの代表曲のひとつとなっています。
第1部 レクイエムとキリエ 四部合唱と控えめなオーケストラによる非常に美しいハーモニーが味わえるレクイエム、テノールの独唱から始まるキリエは独唱者の四重唱へ発展してやがて合唱が加わります。
第2部 怒りの日 いきなりオーケストラの強奏から始まる怒りの日は全体の3分の1以上になる長い部分です。冒頭の部分はテレビや映画などでも緊迫した場面の音楽として使われています。この怒りの日のメロディは、第2部の最後のラクリモーサの前と、第7部のリベラ・メにも登場します。
第3部 オッフェトリアム(奉献唱)  ソリストによる四重唱。
第4部 サンクトゥス(聖なるかな)   この曲だけ混声合唱が2群に分かれます。合唱とオーケストラによる軽快な曲です。
第5部 アニュスデイ(神の子羊)  女声のソリスト2名と合唱による穏やかな曲です。
第6部 ルクスエテルナ(たえざる光を)  メゾ・ソプラノから始まり、テノールとバスが加わり穏やかに終わります
第7部 リベラ・メ(我を救いたまえ)  最初のリベラ・メの部分は先のロッシーニのためのレクイエムを転用したもの。その後怒りの日、レクイエムが再現され、最後は冒頭のリベラ・メに戻って、静かに曲を閉じます。

2025年7月15日 (火)

7月15日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・98 First Love

「First Love」は1999年に発売された宇多田ヒカルの3枚目のシングル。
テレビドラマ「魔女の条件」の主題歌として使われた8㎝シングル盤と、12㎝シングル盤があって僅かに異なっています。
作詞作曲ともに宇多田ヒカル自身による、失恋の歌。失恋の切なさが切々と歌われるこの曲を作ったのが15歳の時だったというのは驚きです。
最初の低音からサビの高音までの音域も驚異的でした。

2025年7月14日 (月)

7月14日 名曲100選 協奏曲篇・98 ピアノ協奏曲第1番(ショパン)

いよいよ各ジャンルのラスト3になります。
ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11は1830年に完成されたピアノとオーケストラのための協奏曲です。
第1番の番号がついていますが、実際は第2番の方が1829年に作曲されています。
ショパンのピアノ協奏曲はオーケストレーションが貧弱と批判される事もあって、実際に管弦楽部分を編曲したものもありますが、それでも大変に魅力的な曲だと思います。
「のだめカンタービレ」で、のだめがロンドンでピアニストとしてデビューした曲として使われています。
構成は通常の急ー緩-急の協奏曲の構成になっています。
第1楽章 協奏風ソナタ形式 オーケストラによってマズルカ風の第1主題とポロネーズ風の副主題、第2主題が演奏された後ピアノが登場。冒頭こそ、ちょっと力が入っている感じはありますが、その後は非常に華やかに展開されていきます。
第2楽章 弱音器をつけた弦楽器の短い序奏の後、美しい主題が現れます。ショパンらしく美しい上にリズミカルな雰囲気を持ち合わせた楽章です。
第3楽章 短い序奏の後、ポーランドの民族舞踊の「クラコヴィアク」を基にした華麗なロンドが展開されます。コーダ部分のアルペジョは高度な技術が要求される最大の見せ場になっています。
ショパンはこの曲をウィーンへ出発するためにポーランドへの告別の意味で作曲したと考えられており、かなり力を入れて作った事が想像されます。

2025年7月13日 (日)

7月13日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・97 「ばらの騎士」組曲

歌劇「ばらの騎士」は1911年に初演されたリヒャルト・シュトラウス作曲のオペラです。
台本は、シュトラウスのオペラの台本を数多く手がけたホーフマンスタール。
「ばらの騎士」とは、ウィーンの貴族が婚約の申込の儀式に際して立てる使者の事で、婚約のしるしとして銀のばらの花を届ける事からこのように呼ばれます。
修道院を出たばかりの娘ゾフィーは、好色なオックス男爵の婚約者に予定されていますが、ゾフィーはオックスに失望し、ばらの騎士となっていた青年貴族のオクラヴィアンに惹かれ、最終的に結ばれるお話。
「ばらの騎士」組曲は、現在広く演奏されているものは1945年に出版されましたが誰が組み立てたかははっきりしていないようです。組曲と言っても、切れ目なく演奏される単一の曲になっています。
曲は、オペラの展開に沿って構成されていて、オペラの冒頭部分から始まり、オックス男爵のワルツを中心に展開していきます。

2025年7月12日 (土)

7月12日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・97 君をのせて

「君をのせて」は、スタジオジブリ初制作のアニメ「天空の城ラピュタ」の主題歌です。
「天空の城ラピュタ」は1986年に公開された宮崎駿監督3作目の長編アニメ作品で、原作・脚本は宮崎駿自身によるものです。
「ラピュタ」は、スウィフト作のガリヴァー旅行記に登場する空飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国」から取ったもの。遠い昔に天空から世界を支配したラピュタは国としては滅びたが、現在も空に存在する。ラピュタの王族の子孫である極悪人ムスカは再び世界を支配するために、ラピュタへの道しるべとなる飛行石を探り当てようと目論むが、それを炭鉱で働きいつかラピュタへ行く事を夢にする少年パズーと、ラピュタの血を引くシータによって阻止されるストーリーです。
主題歌は宮崎駿が作詞し久石譲が作曲した「君をのせて」。歌ったのは「井上あずみ」でした。

2025年7月11日 (金)

7月11日 名曲100選 器楽曲篇・97 愛の夢

「愛の夢」は1850年に作曲した3曲からなるピアノ曲です。
それぞれの曲は、全て元々は歌曲として作曲したものをピアノ独奏用に編曲したもの。
第1番は「高貴な愛」、第2曲は「私は死んだ」、第3曲は「おお、愛しうる限り愛せ」で1845年から1849年にかけて作曲されたものです。
特に第3番が有名で、「愛の夢」といえば第3番を指すというぐらい高い知名度の曲です。
アルペジオの伴奏に乗って流れるような旋律で、終始このメロディが展開されます。

2025年7月10日 (木)

7月10日 名曲100選 海外のポップス篇・97 オール・バイ・マイセルフ

「オール・バイ・マイセルフ」は1975年にエリック・カルメンが発表したバラード曲で、Billboard全米チャート最高位2位の曲です。
シングル・バージョンは4分22秒、アルバム・バージョンは長い間奏がついて7分10秒の長さです。
途中サビに入る直前のピアノソロ部分にラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番第2楽章の一節がそのまま使われるなど、ピアノ協奏曲第2番を意識した曲になっています。
エリック・カルメンのラフマニノフ好きは有名で、「恋にノータッチ」ではラフマニノフの交響曲第2番の第2楽章をベースとして使っています。
「オール・バイ・マイセルフ」は非常にカバーが多い曲で、フランク・シナトラ、トム・ジョーンズ、シェリル・クロウなど一流のアーティストにカバーされていますが、中でも1996年にカバーされたセリーヌ・ディオンのシングルはBillboard全米チャートの第4位になっています。
なおエリック・カルメンは昨年2024年3月に74歳で亡くなっています。

2025年7月 9日 (水)

7月9日 名曲100選 声楽曲篇・97 白い木馬

合唱組曲「白い木馬」は1974年にブッシュ孝子の詩に萩原英彦が曲をつけた混声合唱または女声合唱のための組曲です。
ブッシュ孝子は1970年に3年間のドイツ留学から一時帰国した際に乳がんの宣告を受けますが、留学先で知り合ったドイツ人男性ヨハネス・ブッシュが孝子のために来日し翌年結婚。1973年から詩を書くようになり、病床で綴った詩を一冊にまとめたものが「白い木馬」です。
ブッシュ孝子は翌1974年1月27日に28歳の若さで亡くなりました。
そのため、この曲の詩には死と向き合う側面が表現されています。
第1曲「一陣の強い風がぶどうの枯葉を吹き飛ばし」 ピアノによる長い前奏は、この組曲を通じて出て来る緊張感が溢れるメロディです。雪を待っている内容は、雪が降るまで生きていられるか、という不安が現れています。
第2曲「ゆきんこが遠い国から」は、待っていた雪が降ってきた情景を歌った曲です。
第3曲「折れたバラ」 折れたバラは、死を待つ自分自身を直截的に歌った曲です。
第4曲「小さな詩」 全曲の中で比較的軽い内容の曲。自分の書いた詩の行方を見守る作者の心情が歌われています。
第5曲「名も知らぬ異国の港町にて」 死の間際の情感を生きる喜びとして表現しつつ、ふと現実が帰って来るというような心情が歌われています。萩原英彦は、この曲を大変にスケールの大きい音楽に仕上げています。

2025年7月 8日 (火)

7月8日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・97 遥かな人へ

「遥かな人へ」は1994年2月に発売された高橋真梨子22枚目のシングル。同年に開催されたリレハンメルオリンピックのNHKのテーマソングとして使用され、卒業ソングとしても歌われ、高橋真梨子のシングルとしては「ごめんね」「はがゆい唇」に次ぐ3番目のヒット曲となりました。
「愛」を大きなスケールで歌ったもので、作詞も高橋真梨子自身が行った曲です。
私の中では、日本人の三大実力派女性ボーカリストは高橋真梨子、朱里エイコ、しばたはつみの3人ですが、高橋真梨子以外は早逝してしまったので、現役(ライブ活動は引退されましたが)唯一の実力派女性歌手という事になっています。

2025年7月 7日 (月)

7月7日 名曲100選 協奏曲篇・97 クラリネット協奏曲(モーツァルト)

モーツァルト作曲のクラリネット協奏曲イ長調K.622は1791年に作曲されたバセット・クラリネットと管弦楽のための協奏曲です。
モーツァルト最後の協奏曲で、唯一のクラリネットのための協奏曲。友人でフリーメイソンの一員でもあったアントン・シュタドラーのために作曲されました。
クラリネットは低・中・高それぞれの音域で音色が変わる非常に表現力が豊かな木管楽器で、当時まだ新しい楽器だったにも関わらずモーツァルトはこの特徴を熟知して作曲しています。また、独奏楽器だけでなくオーケストラも非常に魅力的な役割を与えられている曲です。
バセットクラリネットは、通常のA管クラリネットに4つの低音を追加してバセットホルンと同じ音域を実現した楽器ですが、現在は通常のA管で演奏できるように何者かに編曲されたものが出版されています。
オーケストラの木管楽器はオーボエを欠く編成のフルートとファゴット各2本のみ、金管もホルン2本のみになっています。
第1楽章は軽快な第1主題のみで展開される楽章です。
第2楽章は簡素で味わい深い旋律による天国的な美しさを持つ楽章です。クラリネットの魅力を存分に発揮した楽章です。
第3楽章は軽やかで、協奏曲の最終楽章としては華やかさには欠けていますが楽し気な中に少し憂慮を含んだ曲になっています。

2025年7月 6日 (日)

7月6日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・96 歌劇「オベロン」序曲

歌劇「オベロン」は1826年にウェーバーが完成させた3幕のオペラです。
中世の妖精の国を舞台にした作品で、オベロンは妖精の王様で、妻ティタニアと「男女でどちらが心変わりしやすいか」で口論になって、熱烈に愛し合う2人の男女を発見するまで和解しないという約束をしたところから物語は始まります。

序曲はオペラの主要な旋律を作って構成されています。
序奏部はアダージョ・ソステヌート。オベロンの魔法の角笛を表すホルンのソロから、弱音器をつけたヴァイオリンや木管が妖精の国を暗示する旋律へと進みます。
主部はニ長調の和音から始まる上行音型の第1主題はオペラの中の四重唱曲「暗き青き水の上」。その後いくつかのアリアが旋律として使われ、クライマックスを築いて曲を閉じます。

2025年7月 5日 (土)

7月5日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・96 戦士の休息(野生の証明)

「野生の証明」は1978年に公開された角川映画。原作は森村誠一で、既に映画化されていた「人間の証明」、映画化されなかった「青春の証明」に続く証明三部作の最後の作品です。
それぞれの作品については直接的な関連性は全くありません。
「野生の証明」は、秘密裏に編成された自衛隊の特殊部隊に所属する味沢(高倉健)が東北の山奥で訓練中に、偶然寒村での虐殺事件に遭遇し、唯一の生き残りであり両親を殺されたショックで記憶を失った長井頼子(薬師丸ひろ子)と出会い、翌年自衛隊を除隊して頼子と暮らすようになったという設定。
極秘の組織を抜けたため、自衛隊組織からも監視され、政府からも目をつけられ、最後は頼子は特殊部隊に殺され、味沢は単身で自衛隊へ突撃していくというのが映画の最後、原作とはちょっと違っているようです。
主題歌は、「白いサンゴ礁」のヒットで知られるグループ・サウンズ ズー・ニー・ヴーのボーカルを担当していた町田義人が歌った「戦士の休息」。スケールの大きい曲でした。

2025年7月 4日 (金)

7月4日 名曲100選 器楽曲篇・96 アルハンブラの思い出

「アルハンブラの思い出」は、スペインのギタリストであり作曲家でもあるタレガによって1896年に作曲されたギター独奏のための小品です。
右手は、親指でバス声部と分散和音を演奏し、薬指、中指、人差し指を素早く繰り返し弾くトレモト奏法によるメロディで構成された曲。
ギターソロ音楽では最も知られている曲です。
グラナダのアルハンブラ宮殿と要塞群への訪問を記念して作曲され、主部の短調と中間部の長調によって抒情性豊かな曲になっています。

2025年7月 3日 (木)

7月3日 名曲100選 海外のポップス篇・96 恋するデビー

「恋するデビー」(You Light Up My Life)は、1977年8月31日に公開された映画「マイ・ソング」の主題歌として作曲された「マイ・ソングのテーマ」をデビー・ブーンが映画公開前の8月16日に発売したソロ・デビュー曲。Billboard全米チャートで10週連続1位を記録した大ヒット曲となりました。
Billboardチャートの集計方式が変わる1991年後半以前では、この曲とオリヴィア・ニュートン=ジョンの「フィジカル」が10週連続1位の記録を持っていました。

2025年7月 2日 (水)

7月2日 名曲100選 声楽曲篇・96 詩人の恋

「詩人の恋」op.48は、ハイネの詩にシューマンが1840年に作曲した連作歌曲集です。
全16曲からなる曲集で、第1曲から第6曲までは愛の喜びを、第7曲から第14曲は失恋の悲しみを、第15曲と第16曲はその苦しみを振り返って歌ったものです。
第1曲の「美しい五月には」が最も知られている曲で、伴奏が主和音に解決されずに歌が始まり、最後も主和音が現れず曲を閉じるという靄がかかたような曲になっています。

2025年7月 1日 (火)

7月1日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・96 スカーレット

「スカーレット」は2013年6月にリリースされたスキマスイッチ18枚目のシングルです。
テレビ朝日系の「土曜ワイド劇場」の主題歌として3年5カ月もの長期にわたって使われました。
旅立ちの心境を歌った曲で、曲名はスキマスイッチの2人の地元を走る名古屋鉄道の車体塗色から来ています。
2人の上京の時の心境を反映した曲で、イントロの前に聞こえる電車の走行音も名鉄のものを使ったそうです。

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