4月30日 名曲100選 声楽曲篇・87 クレルヴォ
「クレルヴォ」op.7は、シベリウスが初期に作曲した合唱付きの管弦楽曲で、クレルヴォ交響曲とも言われています。
母国フンランドの民族叙事詩「カレワラ」に基づくもので「カレワラ」の31章から36章にあたる部分を曲にしたものです。
カレルヴォ一族を滅ぼした兄弟のウンタモが身重の女一人だけを助け連れ帰ります。その女が産んだ子供がクレルヴォで、彼は父を殺したウンタモへの復讐を揺りかごの中で口にします。恐れたウンタモはクレルヴォを殺そうとしますが彼は不死身で殺せず、鍛冶屋イルマリネンに奴隷として売られます。イルマリネンの妻を殺したクレルヴォは逃げ出し、母と再会しウンタモへの復讐に行きますが途上で家族全員死んだことを知らされ、ウンタモの一族を滅ぼした後自ら命を絶ちます。
全曲演奏に1時間以上かかる大作で5つの楽章で構成されます。
第1楽章 導入部 オーケストラのみの演奏
第2楽章 クレルヴォの青春 管弦楽のみの緩徐楽章
第3楽章 クレルヴォとその妹 クレルヴォが愛した女性は実の妹であることがわかり妹は自殺をしてしまいます。クレルヴォの恋愛が歌われ、真実がわかり妹が自殺。最後の男声の独唱はクレルヴォの嘆きです
第4楽章 クレルヴォの出征 スケルツォに相当する好戦的な曲
第5楽章 クレルヴォの死 おぼろげな男声合唱がクレルヴォの死を歌いあげます。





















