3月6日 名曲100選 海外のポップス篇・79 秋はひとりぼっち
「秋はひとりぼっち」(Forever Autumn)は、イギリスのジェフ・ウェイン、ゲイリー・オズボーン、ポール・ヴィグラスが作詞し、ジェフ・ウェインが作曲した曲で1972年にヴィグラスとオズボーンのデュオでリリースされ何故か日本でヒットしました。元々CM用の短い曲だったものをアルバム「Queues」録音の際に書かれた曲です。
日本では、オリコンインターナショナルシングルチャートの2位となるヒットを記録しましたが、他の国では殆ど売れませんでした。昔は、こういう日本だけでヒットした洋楽が結構あったのですが、グローバル化が進んで、今の日本の洋楽は全て海外でヒットした曲やアーチストしか売れなくなってしまいました。ジェリー・ウォーレスの「男の世界」(マンダムのCMソングとして使われてヒット)、ABBAの前身ビヨルン&ベニーの「木枯しの少女」、オリヴィア・ニュートン・ジョンの「カントリー・ロード」、ビリー・ジョエルの「ストレンジャー」、メッセンジャーズの「気になる女の子」などが海外ではヒットせず、或いはシングル発売もされなかった曲。カーペンターズの「トップ・オヴ・ザ・ワールド」なんかは日本でヒットしたのを見て、アメリカで発売する際にリテイクして発売しヒット。日本でもリテイクバージョンも発売されたという例もあります。
「秋はひとりぼっち」は日本人ならではの四季に対する感情が琴線に触れたのだと思います。
なお、イギリスでは1978年にムーディー・ブルースのジャスティン・ヘイワードが歌ってチャートの5位に入るヒットとなりました。
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