2月17日 名曲100選 協奏曲篇・76 ラプソディ・イン・ブルー
「ラプソディ・イン・ブルー」は、ガーシュウィンが作曲しグローフェが編曲した独奏ピアノと管弦楽のための作品です。
ジャズ・バンドのリーダーでありオーケストラの指揮者でもあったポール・ホワイトマンの策略で多忙であったガーシュウィンが作曲せざるを得なくなった曲です。まだガーシュウィンがオーケストレーションに精通しているとは言えず、作曲の期間も限定されていたこともあって、ホワイトマンのバンドのピアニストでもあったグローフェが編曲をした曲です。
ガーシュウィンが2台のピアノを想定して作曲し、それをグローフェがオーケストレーションするという形で、最初は小編成のジャズバンド向けの版が完成、その後もいくつかの版が作られましたが、1926年にフル・オーケストラ版が完成。現在は、ガーシュウィンの死後1942年にキャンベル=ワトソンがグローフェ編曲版に加筆修正をした版が主に演奏されています。
冒頭のクラリネットのグリッサンドから始まり、ジャズやブルースの要素が盛りだくさんの楽しく、美しい曲です。
« 2月16日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・75 楽園への道(村のロミオとジュリエット) | トップページ | 2月18日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・76 バラード »
« 2月16日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・75 楽園への道(村のロミオとジュリエット) | トップページ | 2月18日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・76 バラード »
コメント