2月12日 名曲100選 声楽曲篇・75 戴冠式頌歌
「戴冠式頌歌」op.44は、エルガーが1902年に作曲したソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バスと合唱および管弦楽による合唱曲です。
イギリス王エドワード7世と妃アレクサンドラの戴冠式のために作曲されましたが、王の病気の為戴冠式は延期されたため、初演は同年10月のシェフィールド・フェスティバルまで延期されました。
6つのパートから構成されています。
1.導入部 王が戴冠したまわんことを
2.王妃、古代の諸王の娘
3.英国よ、自問せよ
4.聞け、神聖なる天空で-ただ心が純粋になれ
5.平和、麗しき平和よ
6.終結部 希望と栄光の国
特に、希望と栄光の国は、エドワード7世の示唆によって、エルガーの「威風堂々」第1番の中間部のメロディを使う事になりイギリスの国民に広く愛されるようになり、第二の国歌とも言われています。イングランド国家は、法的には定められていませんが一般的に「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」が認知されていますが、イングランドの人々の間では、「希望と栄光の国」が国家に相応しいと考えている人が半数以上という調査結果もあるようです。
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