1月10日 名曲100選 器楽曲篇・70 平均律クラヴィーア曲集
「平均律クラヴィーア曲集」BWV846~893は、J.S.バッハによって作曲された鍵盤楽器のための作品集です。第1巻(1722年)と第2巻(1742年)それぞれ24曲ずつの全ての調による前奏曲とフーガで構成されています。
当時はまだピアノは製作され始めたばかりで一般的ではなかったため、クラヴィーアはチェンバロ、クラヴィコードやオルガンを指していますが、現在では、ピアノによる演奏が殆どになっています。
この曲集自体は、殆どが既存の曲を編曲して集成されたものですが、曲によって三重フーガや2声、3声、4声、5声といった多声のフーガが採用されていて調性の変更だけでなく様々な変化をつけています。全て演奏すると4時間近くかかるので一気に聴くのは無理ですから、1曲ずつ丹念に聴くのがよろしいかと思います。
特に有名な曲は第1巻第1番 ハ長調BWV846 ・・・前奏曲は後にグノーがアヴェ・マリアの伴奏として用いた流麗な曲です。
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