11月24日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・62 歌劇「ルイザ・ミラー」序曲
ヴェルディの歌劇「ルイザ・ミラー」は1849年に初演された全3幕のオペラです。
原作はシラーの戯曲「たくらみと恋」です。
村娘ルイザはカルロという恋人がいますが、ルイザの父ミラーはカルロの素性がわからず心配でした。
領主のヴァルター伯爵がルイザとの結婚を望みますが、ミラーは娘の自由と取り合いません。伯爵の秘書官からカルロが実は伯爵の息子であることを知らされます。
秘書官は伯爵に息子のロドルフォが村娘と恋に落ちていると告げ口をし、伯爵はロドルフォに公爵の未亡人との結婚を命じます。ロドルフォは未亡人に実は恋人がいる事を告げ、未亡人は策略でルイザとロドルフォの間を割こうとし、ルイザは自殺を考えます。
ロドルフォは心中をしようとしてルイザと共に毒を飲み、伯爵へ「あなたの罪だ」と叫んでふたりとも息絶えます。
通常のヴェルディの序曲はオペラの中の旋律やその断片を繋いで構成されていますが、この序曲は終始ひとつの主題で構成されています。
この旋律はオペラ全曲を通じて顔をのぞかせる旋律になっています。
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