11月15日 名曲100選 器楽曲篇・61 ハープサルの思い出
「ハープサルの思い出」op.2はチャイコフスキーが1867年に作曲したチャイコフスキー初のピアノのための連作曲集です。
ハープサルは、当時ロシア帝国領で現在エストニアの地名で、妹アレクサンドラの義母が住んでいた地です。曲はアレクサンドラの義理の姉妹にあたるヴェラ・ダヴィドヴァに献呈されています。
組曲は3曲からなる曲です。
第1曲「城の廃墟」 Adagio musterioso 重い足取りで荒れ果てた城の情景を描いた作品。中間部ではアレグロに転じますが、再びアダージョに戻って静かに終わります。
第2曲「スケルツォ」Allegro vivo 軽やかなスケルツォ。
第3曲「無言歌」 Allegretto grazioso e cantabile チャイコフスキーのピアノ曲の中でも非常に有名な曲。穏やかな雰囲気で始まりカノン風の掛け合いの中間部を挟んで最後は主題に戻って静かに終わります。
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