11月13日 名曲100選 声楽曲篇・61 ヴェーゼンドンクの5つの詩
「ヴェーゼンドンクの5つの詩」はリヒャルト・ワーグナーが1862年に作曲した連作歌曲です。
ワーグナーの当時のパトロン、オットー・ヴェーゼンドンクの夫人、マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩に曲をつけたもので、実はワーグナーとマティルデは不倫関係にあり、内容もトリスタンとイゾルデの先駆けとなるものになっています。
天使、とまれ、温室にて、悩み、夢の5曲からなっていて、最後に完成された「夢」と「温室にて」には後に「トリスタンとイゾルデ」に使われる事になった楽想が登場します。
「夢」は第2幕の二重唱、「温室にて」は第3幕の前奏曲に含まれています。
女声とピアノのための曲ですが、後にワーグナー自身が「夢」のみ管弦楽伴奏版を作成しています。その後ワーグナー指揮者として有名だったフェリックス・モットルが残りの4曲を管弦楽伴奏に編曲し、現在ではこれで演奏されるようになっています。
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