10月11日 名曲100選 器楽曲篇・56 パッサカリア(ゴドフスキー)
ポーランドのユダヤ人ピアニスト レオポルド・ゴドフスキーは数々のピアノ曲を作曲していますが、どちらかと言えば編曲作品の方が有名になっています。ヨハン・シュトラウスの「こうもり」「芸術家の生活」やサンサーンスの「白鳥」などをピアノ用に編曲した作品が愛されていますが、今回はオリジナル作品のご紹介です。
パッサカリアは、正式名称を「シューベルトの「未完成交響曲」の冒頭主題による44の変奏とカデンツァとフーガ」というもので、チェロとコントラバスで演奏される未完成交響曲の冒頭の8小節に基づく変奏曲になっています。但し、変奏の数は楽譜に明記されておらず、小節数を圧縮したものもあるので、正確に数えるのは難しいそうです。
この曲は、名手ホロヴィッツが演奏に何度もとん挫して「演奏には6本の手が必要で2本ではとても足りない」と言った程演奏が困難な曲です。
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