10月21日 名曲100選 協奏曲篇・58 オーボエ協奏曲(マルチェルロ)
アレッサンドル・マルチェルロは17世紀イタリアの作曲家で、器楽作品特にバロックの協奏曲で知られた作曲家です。
中でもとりわけ知られているのがオーボエと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調です。
バッハはこの作品をチェンバロ独奏曲である協奏曲第3番BWV974に編曲しています。
特に出し2楽章のアダージョが有名でイタリア映画「ベニスの愛」のラストシーンに使われ更に人気が出た作品です。
バロック時代の管楽器を独奏とする協奏曲といえば、殆どがオーボエとフルートの協奏曲ですが、当時はまだ現代のフルートが一般的ではなくフルート=リコーダーでした。そのため高い表現力を必要とする管楽器の協奏曲といえばオーボエ協奏曲だったわけです。
この曲もオーボエの特徴である甘く切ない音が活かされた曲になっています。
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