10月2日 名曲100選 声楽曲篇・55 蚤の歌
「蚤の歌」は、ムソルグスキーが1879年に作曲した歌曲で、正式名は「アウエルバッハの酒場でのメフィストフェレスの歌」です。元々はアルト歌手による歌唱を想定して作曲されましたが、現在ではもっぱらバス歌手のレパートリーになっています。
ゲーテの「ファウスト」から取られた詞によるものですが、曲のあちこちに現れるメフィストフェレスの笑い声はムソルグスキー自身のアイデアだそうです。
内容は、ある時一人の王様が蚤と一緒に住んでいて、王様は兄弟よりも蚤をかわいがり、蚤に高級な服を着せて自由に振舞わせていました。
王様は蚤を大臣にして勲章を与え、仲間の蚤もみんな召し抱える有様。
妃も女官も蚤には手出しできず生きた心地もしませんでした。メフィストは「俺たちだったらすぐに潰してやる」と最後を締めくくっています。
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