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2024年10月26日 (土)

10月26日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・58 道行のテーマ(八墓村)

横溝正史の推理小説「八つ墓村」は、1951年、1977年、1996年の3回映画化されています。
今回取り上げる「道行のテーマ」は1977年の作品の主要テーマ曲です。
「八つ墓村」は、横溝正史の金田一耕助シリーズの中でも非常に人気が高い作品です。
1976年に東宝が映画化した「犬神家の一族」は市川崑監督、石坂浩二を金田一耕助にして大ヒット、1977年の「悪魔の手毬唄」「獄門島」を映画化していきました。それに対抗する形で松竹が1977年に映画化したのが「八つ墓村」です。監督は野村芳太郎、金田一耕助は渥美清が演じましたが、どちらかと言えば、多治見家の跡継ぎとなる寺田達弥を演じた萩原健一が主人公となる作り方をしていました。
「八つ墓村」は、戦国時代に毛利との戦で敗れた尼子氏の家臣だった8人の落武者が財宝を持って逃げ延びてきた中国地方の寒村で、毛利氏の捜索が厳しくなる中、後の災いを憂いた事と財宝に目がくらんで村人たちが武者たちを皆殺しにしてしまいました。大正時代になって武者殺しの首謀者の子孫多治見要蔵が狂って村人32人も殺害してしまい、落武者の呪いと恐れられていました。(ここから「祟りじゃ~」というセリフが流行しました。)そして現代になって、祟りを装った連続殺人が起きるわけです。
音楽を担当したのが、野村監督の「砂の器」の音楽監督をした芥川也寸志でした。
道行のテーマは、映画の最終盤、鍾乳洞の中を逃げる達弥と小川真由美演じる森美也子の道行の際に流れる音楽です。

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