9月18日 名曲100選 声楽曲篇・53 亡き子をしのぶ歌
「亡き子をしのぶ歌」は、1901年から1904年にかけてマーラーが作曲した声楽と管弦楽のための連作歌曲です。
フリードリヒ・リュッケルトの425篇からなる詩集から5篇を選んで作曲したもので、
1.いま太陽が燦々と昇ろうとしている
2.今私はわかった。なぜそんな暗い眼差しだったのか
3.君のお母さんが戸口から入って来る時
4.いつも思う。子供たちはちょっと出かけただけなのだと
5.こんな嵐のときに
の5曲からなる25分程度の曲です。
声楽はメゾソプラノかバリトンで歌われ、マーラー自身この曲は分割できない1つの楽曲として意図されているので、連続性をさまたげられないようにするべきだと言っていますので、マーラーの他の歌曲集と異なり順番を変えて演奏される事は殆どありません。
この詩自体はリュッケルトが2人の子供を相次いで亡くした後に書かれたものです。マーラーがこの曲を作曲した4年後に4歳の娘マリアを病気で失うという悲しい出来事があり、マーラーは、もし娘を失った後だったらこの曲は書けなかったと語っています。
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