9月11日 名曲100選 声楽曲篇・52 ミサ曲(プッチーニ)
プッチーニといえば、「蝶々夫人」「トスカ」「ボエーム」などオペラ作曲家というイメージがありますが、勿論他の分野の曲の作曲も手掛けています。と言っても殆ど知られていないのですが、これだけのメロディ・メーカーですからもっと積極的に器楽曲を作曲しても良かったような気がします。
オペラ以外で最も知られている曲が、4声のミサ曲です。かつては「グロリア・ミサ」と呼ばれていましたが、キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス- ベネディクトゥス、アニュス・デイの5曲からなるミサ曲で、グロリアだけでは無いので現在はプッチーニのミサ曲と呼ばれています。
この曲はプッチーニがパチーニ音楽学校の卒業制作として作曲され初演もされましたが、しばらくは出版も再演もされず、結局出版は1974年、再演も1951年とプッチーニの死後かなりたってからになっています。
若き日の作品ではありますが、メロディ・メーカーとしてのプッチーニの才能はあちこちに見受けられます。
キリエ 冒頭の前奏の初めの部分を聞くだけで、荘厳な雰囲気の中の透明感溢れる美しさに触れる事ができると思います。
グローリア 非常に明るく軽快な音楽から始まる音楽です
クレド 合唱、オーケストラのユニゾンの重厚な雰囲気から始まる最も劇的な曲です
サンクトゥス-ベネディクトゥス 3分程度の短い曲。もっとも宗教曲的な雰囲気の曲です
アニュゥ・デイ 静かに厳かに曲を閉じます
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