9月9日 名曲100選 協奏曲篇・53 ヴァイオリン協奏曲第1番(ショスタコーヴィチ)
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番イ短調op.77は1947年から8年にかけて作曲された大規模な協奏曲で、ヴァイオリニストのダヴィッド・オイストラフに献呈されています。
十二音技法などの前衛的な書法を使用した曲のため、当時共産党中央委員会によるジダーノフ批判が始まったために発表を控え、スターリンの死後雪解けの雰囲気の中7年を経た1955年に初演されました。
4楽章の形式をとりながら古典的な音楽形式のパッサカリアを配置するなどベルクなどの近代協奏曲とは異なるものになっています。
各楽章には古典的な標題を持たせています。第1楽章 ノクターン、第2楽章 スケルツォ、第3楽章 パッサカリア、第4楽章 ブルレスケとなっています。
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