7月17日 名曲100選 声楽曲篇・46 火刑台のジャンヌ・ダルク
オネゲルのオラトリオ「火刑台のジャンヌ・ダルク」は1935年から1941年にかけて作曲されています。
オラトリオは元々は宗教曲で聖書などから取った台詞を多用する曲ですが、後にオペラと類似する形式になっていきました。大道具や小道具、衣裳などを用いない宗教的なオペラと類似する作品となっています。
「火刑台のジャンヌ・ダルク」は劇的オラトリオとも名づけられていて、ジャンヌ・ダルクと修道士ドミニクを中心に物語が進んでいきます。この2人を演じるのは歌手ではなく俳優が演じていて、歌は歌いません。
プロローグと11のシーンから構成されていますが、それぞれは時系列にはなっていません。
物語は勿論、百年戦争で祖国を救ったジャンヌ・ダルクと、宗教裁判で死刑が言い渡されたジャンヌを訪ねた修道士ドミニクが、その裁判の顛末を回想していくという内容です。
大編成のオーケストラにオンド・マルトノやチェレスタ、ピアノなどが加わり、混声四部合唱、児童合唱、ソプラノ、アルト、テナー、バスの独唱と、俳優たちから構成されます。
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