6月26日 名曲100選 声楽曲篇・43 水のいのち
「水のいのち」は高田三郎が1964年度文化庁芸術祭参加作品としてTBSの委嘱によって作曲された混声合唱曲。作詩は高野喜久雄。
日本の合唱曲の中ではトップクラスの人気曲で女声合唱、男声合唱にも編曲されています。
「水のいのち」のタイトル通り、雨として落ちてきた水がやがて川となり海に注いで、また蒸発によって再び空に戻っていくという輪廻が歌われています。
第1曲 雨 しとしとと降る雨を静けさの中に表現し、人々に恵みをもたらす水が地上に生まれて来る様子を歌っています。
第2曲 水たまり 雨が集まって水たまりとなる。水たまりの泥に人間社会の醜さを、水面に映る空の美しさに人の焦がれる気持ちを表現。
第3曲 川 12分の8拍子で、山や空の高みに憧れながらも下っていくしかない川を歌っています。
第4曲 海 大きな海の描写で海の静けさを表し、終盤では大自然が人間への問いかけという形式をとっています
第5曲 海よ 海に注いだ水が再び空に昇り、また雨となって落ちるという輪廻を歌ったスケールの大きな曲です。
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