6月12日 名曲100選 声楽曲篇・41 4つの最後の歌
リヒャルト・シュトラウスの「4つの最後の歌」は、シュトラウスが最晩年の1948年に作曲した管弦楽伴奏つきのソプラノのための歌曲集です。
初演は死後の1950年です。
「春」「九月」「眠りにつくとき」「夕映えの中で」の4曲で、前3曲がヘルマン・ヘッセ、「夕映えの中で」がアイヒェンドルフの詩に曲をつけたものです。4曲共に死を歌っていて、シュトラウス自身にも迫る死の直前に完成された文字通り「最後の歌」に相応しい曲です。
「春」では、「うす暗い谷で私は永く夢を見ていた」と死を象徴する詞で始まります。「九月」は夏が終わる事を死になぞらえた曲です。
「眠りにつくとき」は疲れて眠るという言葉が死を表しています。「夕映えの中で」は最後に具体的に「死」という表現が使われています。
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