6月18日 名曲100選 J-POP、歌謡曲篇・42 北国行きで
以前、しばたはつみの「マイ・ラグジュアリー・ナイト」の項で、技術、表現力、声量を備えた女性ボーカリストで名前を挙げたひとりが朱里エイコでした。
オペラ歌手と舞踏家を両親に持っていた朱里エイコは18歳で単身渡米してラスベガスやニューヨークなどアメリカ各地のホテルやナイトクラブで活動し1966年に帰国しましたが、彼女の持ち味が行かせるほど日本の音楽シーンは進んでおらず、1969年に再度渡米してラスベガスなどのショーで成功し1971年に一時帰国。今度は1972年に発売した「北国行き」が大ヒットして人気を得ることができて、アメリカから正式に帰国しました。
1972年に交通事故で頸部外傷を負って一時心身が不安定な状態になりましたが、その後ステージを中心に活躍するようになりました。
ただ、1970年代はアイドル全盛で実力があっても評価されない時代が続き苦悩の日々が続きましたが、活動は続けました。
残念ながらしばたはつみ同様2004年7月に虚血性心不全のため58歳で亡くなりました。
「北国行きで」は、次の北国行の列車で、恋人と彼と暮らした街に別れを告げるという曲です。
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