6月29日 名曲100選 映画音楽(邦楽)篇・43 青春の門(織江の唄)
「青春の門」は五木寛之の大河小説で「週刊現代」で1969年6月から1994年まで断続的に連載され、2017年には23年ぶりに連載を再開した作品です。
太平洋戦争真っ只中九州の筑豊で生まれた少年伊吹信介の波乱に満ちた人生を描いた小説で、筑豊篇と自立篇が東宝で映画化されました。
両作品とも浦山桐郎が監督し筑豊篇は「青春の門」のタイトルで1975年に公開され、第2作は「青春の門 自立篇」として1977年に公開されました。
主人公の伊吹信介には田中健、幼馴染の牧織江は大竹しのぶが演じています。
原作者の五木と浦山監督の意見が合わず対立したため、この後を続けるためにこれとは別に、東映で1981年に第1作、翌年に第2作が作られました。監督は第1作が蔵原惟繕と深作欣二、第2作の自立篇が蔵原惟繕で、こちらは伊吹信介を佐藤浩市、織江を杉田かおりが演じています。
結局、この自立篇の興行成績が奮わず続編が作られる事はありませんでした。
この東映作品の音楽監督が山崎ハコで、彼女の歌った「織江の唄」が主題歌でした。
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