5月13日 名曲100選 協奏曲篇・37 フルート協奏曲(イベール)
近代フランスの作曲家イベールのフルート協奏曲は1933年に作曲されたイベールの代表作のひとつです。
この曲は20世紀を代表するフルート奏者のひとりマルセル・モイーズに捧げられたもので、初演も彼の独奏で行われました。
編成は2管編成(クラリネットは1本) で弦楽器は8型か6型で演奏されます。
形式は古典的な3楽章の形式。
第1楽章は、短い序奏の後、独奏フルートで時折変拍子を交えた第1主題、その後穏やかな第2主題、ティンパニの強奏の後展開部に入りクライマックスを作って再現部に入ります。最後は軽妙に終わります。
第2楽章は緩徐楽章の三部形式。弱音器をつけた弦の伴奏でフルートが哀調をこめたメロディを奏でます。再現部ではフルートと独奏ヴァイオリンの二重奏が出てきます。
第3楽章はロンド形式。ABACABAの後カデンツァ、コーダと続きます。
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