4月7日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・31 喜歌劇「美しきガラテア」序曲
喜歌劇「美しきガラテア」はスッペによって作曲され1865年に初演されました。
彫刻家ピグマリオンが製作中の石像「ガラテア」は美しく、思慮深く、上品なピグマリオンの理想の女性。唯一の欠点は石像だという事。美術収集家のミダスがこの像を狙っていました。ピグマリオンは「ガラテア」を自分だけの物にしたいと考え、ヴィーナスに石像を生きた女性に変えてほしいと願い、それがかなってガラテアは人間の女性になります。
ところが、人間となったガラテアは、留守に召使と火遊びはするしミダスから宝石を貰って着飾るし、ピグマリオンは彼女が理想の女性ではなく、ごく一般的な女の欠点を持つ、普通の女性だと知るところとなりゼウスに頼んで再び石像に戻してもらい、ミダスに売ってしまうというお話です。
冒頭の勇ましいメロディは、全国ラジオネットワーク加盟33曲の共同制作番組「ニュース・パレード」で1959年から1978年までテーマ曲として使われていました。主部は勿論ワルツ。楽しい曲です。
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