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2024年4月15日 (月)

4月15日 名曲100選 協奏曲篇・33 チェロ協奏曲(シューマン)

シューマンのチェロ協奏曲イ短調op.129は1850年に作曲されています。
チェロ協奏曲自体あまり多く無いので、圧倒的に有名なドヴォルザークのチェロ協奏曲に次いで演奏される機会が多い曲です。
初演はシューマンの死後1860年でした。
シューマンが何故チェロ協奏曲を作曲したかははっきりしていません。
だいたいロマン派以降の協奏曲の場合は、ヴィルトーゾからの委嘱か、楽器の名手に弾いてもらいたくて作るか、自分でソロを弾くという場合がほとんどです。
チェロ協奏曲も、例えばドヴォルザークはチェロ奏者ヴィハーンからの依頼、サンサーンスの1番はパリ音楽院のチェロ教授トルベック、第2番はチェロ奏者オルマンのため、といった具合ですが、この曲はそういう経緯がありません。シューマンがチェロの音色を好んでいたという事で作られたという話もありますが、シューマンは突如こういう曲を作りたいと思うと作るという事があったので、そういう事なのでしょう。
3つの楽章で出来ていますが、全楽章切れ目なく演奏されます。
シューマンは楽器の特性への理解が不足気味だったため、多くの曲で特定の楽器に無理を強いる場合も少なくないのですが、この曲もチェロを熟知していないが故に、技巧的には大変な難曲です。高音域が多く指板の限界の音なども出て来る、重音が多用されるなど今でも難曲として知られています。

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