4月12日 名曲100選 器楽曲篇・32 ピアノソナタ第17番「テンペスト」
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第17番ニ短調op.31-2「テンペスト」は1801年から1802年にかけて作曲されました。
「テンペスト」という副題は弟子のシンドラーがこの曲の解釈について尋ねた時に、ベートーヴェンが「シェイクスピアのテンペストを読め」と答えたという逸話によっています。
この曲は革新的で劇的な曲で、3つの楽章全てがソナタ形式で作曲されているという特徴があります。
4拍子の第1楽章は冒頭1小節+3拍がLargo、その後1拍+3小節がAllegro、1小節がAdagio、次いでLargoに戻って1小節+3拍、4拍目からようやく Allegroで曲が流れていくという緊張感あふれる始まりになっています。
第2楽章は展開部を欠くソナタ形式でAdagioの緩徐楽章。
第3楽章は熱気あふれる激しい動きの楽章。馬車の走行から着想を得たと言われる有名な主題によって始まります。この3楽章を聞いていると、ベートーヴェンらしい曲だなと感じてしまいます。
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