4月22日 名曲100選 協奏曲篇・34 フルート協奏曲第1番(モーツァルト)
モーツァルトは自分の作品にあまりフルートを使いたがらなかったようです。それは音色が嫌いだったとかではなくて、当時のフルートはまだ楽器の構造が不完全で音が不安定で演奏が難しかったからと言われています。
そんなモーツァルトですがフルートのための協奏曲を2曲作っています。但し第2番は既存のオーボエ協奏曲の焼き直しなので、オリジナルは第1番ト長調 K.313(285)だけです。
フルート協奏曲第1番はオランダの東インド会社の勤務医でフルートの愛好家であったドゥジャンという人物の注文で作曲されたものです。同時にフルート四重奏曲も3曲作曲しました。
フルート協奏曲第1番の編成は独奏フルートとオーボエ2本、ホルン2本と弦5部。但し第2楽章はオーボエの代わりにフルートを指定していますが、当時はオーボエ奏者とフルート奏者は兼務というのが普通だったようです。
3つの楽章からなっていて、第1楽章は協奏風ソナタ形式、第2楽章は緩徐楽章でソナタ形式、第3楽章はメヌエット風のロンド形式になっています。
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