4月24日 名曲100選 声楽曲篇・34 海の詩
「海の詩」は広瀬量平が1975年に作曲した混声合唱のための組曲です。
1975年度のNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲として「海はなかった」を作曲し、東洋大学混声合唱団の委嘱により「海はなかった」をもとに全5楽章の組曲として完成したものです。
作詞は「鉄道員(ぽっぽや)」や「植村直己物語」などを手掛けた脚本家の岩間芳樹。
日本の合唱曲としては非常に人気の高い曲で、男声合唱や女声合唱へも編曲されました。
第1曲 海はなかった 前奏は無調的な不協和音ですが、歌が始まるとガラリと変わってメロディックで力強い曲となります。
第2曲 内なる怪魚(シーラカンス) クラスター書法による図形楽譜で書かれている曲。水をストローで吹いて出すブクブクという擬音が加わっています。
第3曲 海の子守唄 歌詞の無いヴォカリーズ
第4曲 海の匂い 海を書けば日本の今の状況を表現できるという広瀬の考え方を直接的に表現した曲。自然破壊、乱獲などの問題点を表現しています。
第5曲 航海 非常に動きのある終曲に相応しい曲です。
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