3月18日 名曲100選 協奏曲篇・29 ワルソー・コンチェルト
これを協奏曲の名曲に入れて良いのか迷ったのですが、映画自体がちょっとしょぼくて映画音楽篇に入れなかったので、こちらで紹介する事にしました。
1941年公開の映画「危険な月光」のためにリチャード・アディンセルが作曲した曲です。戦闘機のパイロットとして従軍し戦争後遺症で苦しむピアニスト兼作曲家をめぐる恋愛を描いた映画で、映画の製作者はラフマニノフのパガニーにの主題による狂詩曲やピアノ協奏曲第2番、第3番のような曲を要望してラフマニノフ本人に作曲を依頼したものの交渉は失敗して、アディンセルに声がかかってラフマニノフの楽譜の揃った部屋に缶詰めにされて作曲したという逸話が残っています。
ラフマニノフっぽさは随所に見られ、特に金管楽器の使い方などラフマニノフを彷彿とさせますが、管弦楽法は一部ウォルトンやヴォーン・ウィリアムズなどのアシスタントをやっていたロイ・ダグラスによるものと言われています。
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