3月10日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・27 「黒いドミノ」序曲
「黒いドミノ」はフランスの作曲家オベールが1837年に作曲したオペラ・コミックです。
オベールは1828年初演の歌劇「ポルティチの唖娘」でグランド・オペラの先駆者としての地位を確立しましたが、その後は小規模なオペラ・コミックへと向かい、「黒いドミノ」「フラディアヴォロ」「マノン・レスコー」などの傑作を残しました。
「黒いドミノ」はスペインの王室のあるマドリードでの恋の策略の話。スペイン大使館の秘書オラスは立派な結婚を約束されていましたが、前年パーティーで一度だけあった名前すら知らない女性に惹かれて結婚に踏み切れない。実はその女性は修道女のアンジェル。
オペラ・コミックですので当然、最後は紆余曲折を経て二人は結婚します。
序曲も、短調ではじまり、最後は長調になって華やかに終わるという、オペラの内容を暗示した作品になっています。
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