3月31日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・30 7つのヴェールの踊り
「7つのヴェールの踊り」はリヒャルト・シュトラウスが1905年に作曲した1幕のオペラ「サロメ」の第4場の曲です。
「サロメ」はオスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」と元にラハマンが台本化したもので、新約聖書の挿話に基づくものです。
「7つのヴェールの踊り」は、サロメがヘロデ王の前で踊った踊りで、シュトラウス自身は「祈りに使う敷物の上ででも行われるかのように徹底的に上品に」と規定していましたが、後の演出家は官能的な踊りとして定着してしまったそうです。
音楽自体は官能的というよりも東洋的な雰囲気の強い曲です。