2月20日 名曲100選 J-pop、歌謡曲篇・25 別れの朝
ペドロ&カプリシャスは、1971年にペドロ梅村をリーダーとしてメジャー・デビューしたアダルト・コンテンポラリーのバンドです。
初代ボーカルに前野曜子を迎えて発売したデビュー・シングルが「別れの朝」でした。
「別れの朝」はオーストリアの歌手ウド・ユルゲンス(「メルシー・シェリー」でユーロビジョン・コンテストで優勝している)が歌った「夕映えのふたり」(Was Ich Dir Sagen Will =直訳すると「君に伝えたいこと」)のメロディになかにし礼が詞をつけた曲です。原詞は「僕が君に伝えたいことはピアノが伝えてくれる」という内容ですが、「別れの朝」は恋人との別れの朝を迎えた女性のせつない心情を歌った曲になっています。
前野曜子は宝塚歌劇団出身の実力派歌手で1973年にはペドロ&カプリシャスを脱退し半年間の渡米の後帰国し活動していました。1979年には映画「蘇る金狼」の主題歌を歌うなど活動していましたが1988年に40歳で亡くなりました。
前野曜子の歌唱力は本家ウド・ユルゲンスの歌を遥かに凌ぐ出来だと思いますし、実際発売してすぐにオリコンで4週連続1位を記録し大ヒットとなりました。参考に原曲も聞けるようにしました。
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