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2024年2月 7日 (水)

2月7日 名曲100選 声楽曲篇・23 スターバト・マーテル(ドヴォルザーク)

ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」op.58は1877年に完成しました。
ドヴォルザークは30歳頃にようやく名前を知られる作曲家として認知されるようになり、1873年にアルト歌手のアンナ・チェルマーコヴァーと結婚し翌年に長男が誕生し、その後数年間で3人の子供に恵まれました。1875年には交響曲第3番や第4番などで応募していたオーストリア政府奨学金の審査に合格し、これからという時に9月に誕生した長女が僅か2日後に死亡。これがきっかけとなって翌年「スターバト・マーテル」の作曲を思い立ちスケッチを仕上げました。しかし他の仕事が多忙でそのままになっていたところ、1877年8月に11か月だった次女が劇薬を誤飲して亡くなり、更に9月には3歳の長男も天然痘で亡くなり、わずかの間に3人の子供を失うという悲劇に見舞われました。
そこで、悲しみを乗り越えようとする意志から棚上げしていた「スターバト・マーテル」の作曲を再開し1877年11月に完成したわけです。
「スターバト・マーテル」は日本語訳で「悲しみの聖母」と訳されるように、わが子イエスが磔刑に処された際十字架の傍らに立っていたマリアが受けた悲しみを思う内容の曲で、ドヴォルザークの他、ヴィヴァルディ、ペルゴレージ、ハイドン、ロッシーニ、シマノフスキ、プーランクなど様々な時代の様々な作曲家によって作曲されています。
ドヴォルザークのこの曲は、全10曲から構成されている75分程度の曲です。編成はソプラノ、アルト、テノール、バスの独唱と混声合唱、2管編成のオーケストラとオルガンです。

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