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2024年2月28日 (水)

2月28日 名曲100選 声楽曲篇・26 運命の歌

「運命の歌」op.54は、ブラームスが1868年から1871年にかけて作曲した混声合唱と管弦楽のための曲です。
詩は、18世紀末から19世紀前半にかけて活躍したドイツの詩人フリードリヒ・ヘルダーリンの書簡体小説「ヒュペーリオン」によるもの。「ヒュペーリオン」は第1部が主人公のギリシャ青年ヒュペーリオンがドイツの友人に宛てた手紙という形式をとり、第2部は同じ友人への手紙や恋人ディオティーマへの手紙から成っています。ヒュペーリオンは出会った教師や友人の影響で祖国ギリシャの歴史に目覚め、ギリシャ的な美を体現する女性ディオティーマに恋し、恋人の制止を振り切ってトルコの圧政から祖国を救う解放戦争に参加しますが、民衆の暴挙に失望し、その後負傷して退役し帰国しましたがディオティーマは彼への想いが元で死去していました。絶望に陥った彼は祖国を出てドイツを旅しますが、ここでも文化に荒廃を目にし、祖国の自然と共に生きる決意をして帰郷する、という話です。「運命の歌」はこの小説の中の詩を元にした曲になっています。
全体は大きく2部で構成され、第1部は長大な序奏を含むゆっくりとした曲、第2部はAllegroの快活な曲になっています。コーダは第1部の序奏がオーケストラだけで奏でられ静かに曲を閉じています。

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