1月12日 名曲100選 器楽曲篇・19 白ミサ
「白ミサ」はスクリャービンが1911年に作曲したピアノ・ソナタ第7番op.64の副題です。
スクリャービンの神秘主義への傾倒を物語る作品として、第8番「黒ミサ」と対をなす作品です。
「白ミサ」は喜ばしい法悦の境地を表現することが意図された単一楽章のソナタで、冒頭の堂々たる第1主題の和音の連打は世界の諸民族を秘儀へと呼び招く「鐘の音」であると伝えられており、第2主題「天上的な悦びをもって」は「純粋な神秘」を表現したものと言われています。
無調音楽ではありますが、ソナタ形式を踏んで作曲されていますが再現部は文字通りの再現ではなく主題を取り巻く音楽は変形されています。
« パイオニア交響楽団第34回定期演奏会の曲目ご案内・1 ローマの謝肉祭 | トップページ | 1月13日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・19 探偵物語 »
« パイオニア交響楽団第34回定期演奏会の曲目ご案内・1 ローマの謝肉祭 | トップページ | 1月13日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・19 探偵物語 »
コメント