1月2日 名曲100選 J-pop、歌謡曲篇・18 オリビアを聴きながら
「オリビアを聴きながら」は、尾崎亜美が1978年杏里のデビュー曲のために作詞作曲した楽曲です。
杏里自体がまだ名前が売れていなかった事もあってか、当初はオリコンでも65位、売上も5万5000枚と目立ったヒットでは無かったのですが、杏里の知名度が次第に上がって行き、また多くの歌手にカバーされてスタンダード・ナンバーになって行きました。
タイトルの「オリビア」はオリビア・ニュートン=ジョンの事ですが、具体的にオリビアを歌った曲ではなく、失恋した女性の淋しい心をオリビアの歌が慰めてくれるという失恋ソングです。
曲中サビの部分で「making good things better」という歌詞が出てきますが、これはオリビアが1977年に発売した「Making a Good Thing Better(邦題 きらめく光のように)」から取ったものです。原曲では2人の愛をさらに深めて行こうという内容ですが、「オリビアを聴きながら」ではそうした愛ももう「済んだこと」と歌っています。非常に良くできた曲だと思います。
個人的には、尾崎亜美のセルフカバー(1980年発売のアルバム「MERIDIAN-MELON」収録)が好きです。
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