1月7日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・18 歌劇「魔弾の射手」序曲
「魔弾の射手」は1821年に初演されたウェーバー作曲の歌劇です。
ドイツの民間伝説に登場する意のままに命中する弾を所持する射撃手のことで、7発中6発は射手の望むところに必ず命中するが、残りの1発は悪魔の望むところに命中するとされています。
射撃大会が催され、森林保護管の娘アガーテの恋人マックスは優勝した時に結婚が許される。マックスは射撃の名手だが現在はスランプ。狩人仲間で悪魔ザミエルに魂を売っているガスパールの唆され、魔弾を鋳造しそれを射撃大会で使用してしまいます。そのおかげで素晴らしい成績を上げていたが、鳩を打つために発射した最後の1発はアガーテに向かって発射されてしまいますが、バラの花冠がお守りになって弾はそれ、ガスパールに命中して彼は死んでしまいます。
不審に思った領主に問い詰められマックスは正直に答え、激怒した領主はマックスを追放しようとしますが、そこへ隠者が現れマックスを許すように領主を諭します。領主はそれに従って1年の執行猶予の後2人の結婚を許します。
序曲には劇中に登場する動機が使われていますが、何といっても有名なのは序奏部にある4本のホルンによるメロディです。これは讃美歌285番「主よ御手もて引かせ給え」を引用したもので、この後に悪魔を象徴する不気味な音楽へと続きます。
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