1月21日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・20 ポルティチの唖娘
歌劇「ポルティチの唖娘」はオベールが1827年に作曲した作品です。
「ポルティチの唖娘」は1647年にナポリの魚小売商マサニエッロがスペインに対して起こした一揆を題材に口がきけなくなったマサニエッロの妹フェネッラを中心に展開する物語です。
「唖」という言葉が差別用語という事で、最近は「ポルティチの物言わぬ娘」という題名が使われるようになっているのですが、「物言わぬ」では喋る事ができるが喋らない、と取ることも出来るので、正確に訳すのであれば「ポルティチの口がきけない娘」なんでしょうね。
歌劇の最後にヴェスヴィオ火山が噴火し溶岩が宮殿に流れ込み、フェネッラが溶岩に身を投じてしまうというセンセーショナルな終幕になっています。
主役のフェネッラは口がきけないので、勿論歌は無く、歌手ではなくバレリーナが配役される事が多いようです。
序曲は、短調で始まりますが、途中で長調に変わった後の音楽は「運動会」などで聞き覚えのある曲です。
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