12月23日 名曲100選 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・16 さくらんぼの実る頃
ジブリ映画「紅の豚」は、軍に戻ることを拒否して豚になって空を飛びまわるボルコ・ロッソを主人公にした1992年公開のアニメ映画です。
ボルコを密かに愛し続けるホテル経営の未亡人マダム・ジーナの声を担当した加藤登紀子が、主題歌の「さくらんぼの実る頃」とエンディング・テーマ「時には昔の話を」を歌っています。
「時には昔の話を」は加藤登紀子作詞作曲のオリジナルですが、「さくらんぼの実る頃」は元々はシャンソンの名曲です。さくらんぼの実る頃の儚い恋と失恋の悲しみを歌った曲です。19世紀後半パリ・コミューンが崩壊後第三共和政に批判的なパリ市民が歌って有名になりました。その後パリ・コミューンで犠牲となった看護師ルイーズに捧げる歌として作られた新しい詞によって、コミューン参加者への追悼の歌へと意味合いが変わっていきました。イヴ・モンタン、ジュリエット・グレコなどに歌い継がれています。
映画では原語で歌われますが、加藤登紀子が発売したシングルではフランス語版と日本語版が収録されています。
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