12月8日 名曲100選 器楽曲篇・14 前奏曲嬰ト短調
「前奏曲嬰ト短調」op.3-2は、ラフマニノフのピアノ曲の代表作です。全5曲の「幻想的小品集」op.3に収録されて曲で典型的な三部形式の曲です。
1892年10月に自身の演奏で初演され「熱狂を巻き起こした」とされています。
この年5月にモスクワ音楽院を卒業したラフマニノフが、芸術家として書き上げた最初の作品のひとつです。
短い導入に続いて八分音符のメロディを中心に演奏される主部と険しく突き進む中間部と7小節の短いコーダで静かに終わります。
出版社によって「モスクワの大火」「最後の審判」などという題名をつけて出回り、アメリカでは「モスクワの鐘」という題名で出版されました
日本でもフィギュア・スケートの浅田真央がオーケストラに編曲されたこの曲を2009年から2010年のシーズンにかけてフリープログラムで使用し、よく知られるようになりました。
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