12月27日 名曲100選 声楽曲篇・17 花
「花」は元々は1900年に出版された滝廉太郎の歌曲集「四季」の1曲目だった曲。日本の春の歌では最も親しまれている曲のひとつです。作詞は武島羽衣です。
二部合唱曲として歌われる事が多いようです。
二部形式で3番まで歌詞がありますが、メロディは歌詞に合わせてところどころ旋律が変えられています。
1番の歌詞「春のうららの・・・」は源氏物語「胡蝶」の巻の「春の日のうららにさして行く船は棹のしづくも花ぞ散りける」によったものであり、3番の「げに一刻も千金の」は中国の宋の時代の詩人蘇軾の「春夜」の「春宵一刻値千金」から着想されたものです。
隅田川という地名が出てくるため、東京都墨田区の愛唱歌に指定され、隅田公園には歌碑があります。その他東京メトロ銀座線の浅草駅の発車メロディに採用されるなど今でもあちこちで聞くことができます。
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