12月17日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・15 「ルイ・ブラス」序曲
「ルイ・ブラス」はフランスの作家ヴィクトル・ユゴーの同名の戯曲の上演のためにメンデルスゾーンが作曲した序曲です。
戯曲は16世紀スペインを舞台にした愛憎劇。王妃に恨みを抱くドン・サリュトス侯爵が、王妃を不倫の罪に陥れようと自分の部下で平民のルイ・ブラスを貴族だと偽って近づけますが、ルイと王妃は相思相愛の仲になり、ルイは王妃を守るため侯爵を殺害し自らも自殺してしまいます。王妃はルイの死を見守り、許し、ルイへの愛を告げます、というお話。王妃のモデルはスペイン王カルロス2世の2度目の妃マリア・アンナです。
曲は、ハ短調で、管楽器によるコラールから始まり3つの主題を持つ軽快な音楽がコラールと対照される形で構成されています。
最後はハ長調に転じ華やかに終わります。
« 12月16日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・15 哀 戦士 | トップページ | 12月18日 名曲100選 協奏曲篇・16 ヴァイオリン協奏曲(エルガー) »
« 12月16日 名曲100選 映画音楽(邦画)篇・15 哀 戦士 | トップページ | 12月18日 名曲100選 協奏曲篇・16 ヴァイオリン協奏曲(エルガー) »
コメント