11月5日 名曲100選 舞台芸術のための管弦楽曲篇・9 「劇場支配人」序曲
モーツァルトの「劇場支配人」K.486は1幕物のの音楽付き喜劇です。
1786年に神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世が、妹のマリア・クリスティーナと夫のザクセン=テシェンのウィーン訪問の歓迎として祝祭を催す事になりモーツァルトに依頼したものです。
劇場支配人が劇団を結成し、新作の演劇の上演を目指して奮闘するという内容で、タイトルロールの劇場支配人は歌手ではなく台詞のみの登場になっています。
序曲が4分程度、第1曲アリエッタ「別れの時の鐘は鳴り」、第2曲ロンド「若いあなた」、第3曲三重唱「私がプリマ・ドンナよ」、第4曲ヴォードヴィル「芸術家は誰も栄光を求めて努力する」という4曲で30分程度の上演時間になっています。
序曲は、ハ長調の典型的なソナタ形式の簡潔なつくりになっています。作曲家が誰かわからなくて聴いても、モーツァルトだとすぐにわかるようなモーツァルトっぽさが短い時間でたっぷり詰まった曲です。
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