11月28日 名曲100選 J-pop、歌謡曲篇・13 愛はめぐり逢いから
南沙織は沖縄生まれの歌手です。1971年17歳でデビュー当時は完全なアイドル歌手として売り出され、日本のアイドル歌手の第1号とも呼ばれて「シンシア」の愛称で親しまれていました。
デビュー当時はお世辞にも歌唱力の高い歌手とは認識されていませんでした。同じ時期に活躍した小柳ルミ子、天地真理と共に「三人娘」と言われていましたが、その中でも歌唱力はイマイチでした。ただ歌詞の表現力という点では非常に優れていて、歌の力も徐々に進化し1975年の「人恋しくて」でレコード大賞の歌唱賞を受賞するまでになりました。
南沙織のファンは歌手仲間にも多くて、吉田拓郎は、彼女のために「シンシア」という曲を捧げましたし、泉谷しげるもファンを公言しています。
1978年1月には資生堂の春のCMソングに尾崎亜美が提供した「春の予感」が採用されましたが、同年7月に在学中の上智大学の学業に専念するために引退を発表し10月のさよならコンサートをもって芸能活動を引退しました。
「愛はめぐり逢いから」は1976年発売の21枚目のシングルで、テレビドラマ「結婚するまで」の主題歌になった曲です。
本人は当時はあまりこの曲を好きでは無かったようですが、後に「当時は間違っていた。とてもいい曲だと思う」と言っています。
« 11月27日 名曲100選 協奏曲篇・13 ラ・チ・ダレム変奏曲 | トップページ | 11月29日 名曲100選 声楽曲篇・13 ヴォカリーズ »
« 11月27日 名曲100選 協奏曲篇・13 ラ・チ・ダレム変奏曲 | トップページ | 11月29日 名曲100選 声楽曲篇・13 ヴォカリーズ »
コメント