11月8日 名曲100選 声楽曲篇・10 さすらう若人の歌
マーラーの「さすらう若人の歌」はマーラーが最初に作曲した連作歌曲集です。管弦楽伴奏版とピアノ伴奏版があります。詞はマーラー自身によるものです。4曲からなるもので、内2曲は交響曲第1番に使われています。
第1曲「恋人の婚礼の時」 恋人を失った悲しみを歌った切ない曲です。
第2曲「朝の野を歩けば」 美しい自然の中を歩く喜びを歌いつつ、最後には恋人を失った悲しみによって自分の幸せが花開く事は無いと歌っています。交響曲第1番の第1楽章第1主題に転用されただけではなく、第1楽章自体に深く入り込んだ曲です。
第3曲 「僕の胸に中には燃える剣が」 失恋を恋人が自分の心臓にナイフを突き立てたという想いに取りつかれたという曲です。
第4曲 「恋人の青い瞳」 抒情的な曲で、菩提樹の下で安らかな気持ちを取り戻す方向が見えたという内容の曲です。
交響曲第1番の第3楽章中間部に使われています。
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